東京に住んでいる頃。
私は夫と二人、正社員で一生懸命働いていた。
それは、生活にお金がかかるから。
マンションのローン、日々の生活費、遊びに行くお金、茶太郎のご飯、医療費…。
二人で働いても、やっとトントンくらいで、絶対に正社員をやめられないと思っていた。
だから、私が正社員を辞めることになったときは、本当に怖かった。
収入が大幅にダウンして、生活の質を下げないといけないと思ってた。
実際、正社員からパートになったら、当然赤字になって、貯金を切り崩す生活になった。
通帳の残高を見るたび、怖かったよ。
数字が減っていくのって、どうしてあんなに怖いんだろうね。
そして、突然田舎に引っ越すことになって、生活は激変。
通帳の減りが、少なくなった。
田舎はお金がかからない。
なんと言っても、お金を使うところがない。
遊び場は皆無。ショッピングモールも映画館も、ここにはない。
映画を見るには、50キロ先の木更津まで行かないと見れない
最初、それはすごくストレスだったけど、意外と慣れた。
というより、もう諦めた
今日は天気が良くて、庭の柵のペンキ塗りをした。
今、夫と二人でDIYで柵を作ってる。
穴を掘って、基礎を作って、支柱を立てて。
まさか、自分の人生の中でコンクリートを練ったり、つるはしで穴を掘ったりするなんて、思いもよらなかったな〜。
そうそう。
今日、ペンキを塗りながら思ったこと。
鳥の声を聞きながら、すごく豊かだな〜って思った。
こんな感情を持ったのは、初めてかも。
自然の中で体を動かして、汗をかきながら作業することが、こんなに幸せなことだと思わなかった。
お金がなくても、何か特別な物を持たなくても、豊かさってあるんだね。
私はすぐそばにある、豊かさに気づいていなかっただけかもね。
コロナで世界が変わりつつある。
今までの常識が常識でなくなり、新しい価値観も生まれてきた。
お金至上主義も、もしかしたら変わっていくかな?
庭のジューンベリー。世話をしてないけど、ちゃんと実がなってる
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