イケメンです。
お弁当に必ずついているもの。
そう、割り箸ですね。
昨年11月ごろから、こちらの物に変更させていただいています。
気づいた方はいらっしゃいますか？
その名も、『樹恩割り箸』。
ちょっとPOPな感じなので、接待のお弁当用には難しそう。
現在は行楽弁当や発芽玄米ベジタリアン弁当などに添えさせていただいています。
新しい割り箸、樹恩ネットワークが作る、国産間伐材を使ったもの。
国産木材使用率100%。そのうえ消毒や殺菌で薬品も使っていないのです。
あれっ、割り箸って「悪者」じゃないの？
だって大手飲食チェーンですら、プラスティック製リユース箸なのに。
ええ、単に「使い捨て」という視点だけで見ると、もったいないと感じますよね。
日本で一年間に消費される割り箸は200億膳。その98%が輸入品なのです。
そのうえ、外国産の物は国産に比べて半額以下の値段で買えるのが現状です。
その前に、理解すべきは日本の森林の事。
国土の面積の約7割は森林なのが、我が国日本。
しかし、そのうち4割は人工的に植えた人工林なのです。
多めに木を植えて、成長過程で育ちの良くない木を間引き、良い木材を残していくという手法で森と木材の品質を守っています。
ところが最近は、安い海外産木材を多く求めたせいで、国内の林業が衰退しているのです。
日本に森林はたくさんあるのに、外国産の木材ばかりが出回る。
おかしな話ですよね。
その結果、国内の森林において間引いたり、手入れしたり、植林する資金が無いために、荒れているのが現状です。
すべての木は、山で勝手にできるのではないという事ですね。
つまり、適切に間引かれた間伐材をゴミとせずに使い、上手に使ってお金を生み出すことで、次の世代に森林を残していける。ここにボクは共感しました。
また、この箸は全国7か所の障がい者施設で加工、包装されています。
リユース箸も、原材料は石油ですし、洗浄にエネルギーやコストもかかります。
たいていは化学合成洗剤で洗うわけですから、箸は綺麗になっても排水を汚しますよね。
つまり、この箸が広まって使う人が増える事で
日本の森林が元気になる。
障がい者の方に雇用や仕事が生まれる。
飲食店などの排水を減らすことができる。
割り箸＝悪
リユース箸＝善
と、一概には言えないのですよ。
常識を鵜呑みにせず、自分で調べる事は大切ですね！
まわりまわって皆が幸せになれるなら、国産間伐材の割り箸を使ってみよう。
この割り箸、袋を開けると木のいい香りもしますしね。
原発事故の放射能汚染問題もそうですけど、今の我々の事ばかりではなく残していく未来、つまり子どもたちの世代の事も考えるべき。
後の世代に現状を丸投げするのではなく、少しでも良い状態を維持したまま渡す。
そういう意識って、自分に子どもがいるとかいないとかっていう問題じゃないでしょ？
国産食材90%以上を使ったお弁当を、国産木材使用率100%の樹恩割り箸で食べる。
オリンピック開催に沸くのも結構。
でも、こんなニッポンの応援方法があってもいいのではと、イケメン的に思うのです♪
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