娘のチミチミがもっと小さい頃、「何してあしょぶ~?」と来ると、
私は決まって「抱っこチューチュー遊び!」と答えていました。
チミチミが3歳頃までは喜んでしていたこの遊び。
遊び方はなんのことはない、娘を抱っこして「大好き~!!」と言いながら
チュッチュッチュッ~と、ほっぺやおでこ、顔中しつこくチューを繰り返す、それだけ。
あんなにキャアキャア笑っていた娘も、
幼稚園に入ると、決まって「え~!?違うのがいい~!!」と、言うようになりました
結局、たいてい違う遊びをすることになるのですが、私はこのやり取りが大好きでした。
時々、本当にたま~に、幼稚園児になった娘が
「じゃあ、いいよ。抱っこチューチュー遊びで。」と折れるときがありました。
それは幼稚園で何か悲しいことや悔しいことがあった日。
お家に帰って来たときは、どこか悲しそうな、イライラしてるような様子だった娘は
抱っこチューチュー遊びをしているうちに、ゲラゲラ笑い出し、汗だくになってはしゃぎます。
そして何だかすっきりした顔になって、「ママ、○○ちゃんと一緒におやつ食べたい!」と
元気に言うのでした。
3年生になった娘に「抱っこチューチュー遊び」と言うと、ニヤリと笑って「やめてよー」と言います。
「やめてよー」と言いながら、どこか幸せそうな、懐かしそうな顔。
楽しさと、バカバカしさと、親の「あなたが大好き」の気持ちが詰まった、癒しの遊び。
どこのお家にも、その親子ならではの「遊び」があるんだろうな。
親子オリジナルの遊びは、きっとどんな遊びよりも深い思い出になる!
娘が大きくなってきて、実感したのでした。