依然として混戦模様のダート界。絶対王者クリソベリルはチャンピオンズカップで敗れ、勝者のチュウワウィザードはフェブラリーステークスを回避、ライバルのオメガパフュームは東京大賞典を制したものの、続く川崎記念ではカジノフォンテンの二着とまさかの敗戦を喫することとなった。近年ダート界では絶対王者と呼ばれる馬が長期政権を築いてきたが、今回上記の馬の参戦がゼロになったことも混戦模様に拍車をかけている。
群雄割拠のダート路線に粒揃いのメンバーが集まったのだが、そんな中混戦を断ち切るべく、人気となりそうなのがカフェファラオである。アメリカ三冠馬アメリカンファラオ産駒として昨年のユニコーンステークスを好時計で快勝。
続くジャパンダートダービーでは不可解な惨敗、古馬との初対戦のシリウスステークスでは一転して人気に応え、チャンピオンズステークスでは古馬一線級に跳ね返される結果となった。自身が古馬となりどこまで成長しているかが鍵となるが、初重賞制覇時のポテンシャルは近年でも屈指のものだっただけに今後に期待したい存在である。
ここが初のマイル戦となるレッドルゼル。前走は包まれながらも最後際どく差し切り地力の高さを示した。スプリンターが好走するレースではないだけに足を溜めてどこまで行けるかという印象。好調川田騎手の手腕にも期待したいところ。
勢いでいうとオーヴェルニュが侮れない。父はあのスマートファルコン。近年はカジノドライブなどダートで活躍していた馬の産駒が好調なのも嬉しい限りである。同馬は久々のマイル戦となるだけに対応出来れば上位も狙えそう。
古豪サンライズノヴァはすっかりマイル近辺での安定株となった。前走は崩れたが本来東京マイルを得意とする馬で、時計勝負にも強い。前がやりあう展開で後方から差す形になればこの馬の出番である。
アルクトスも昨年の南部杯で見せた超絶レコードから、時計勝負に持ち込みたい馬である。近走は凡走も目立つが東京コースを得意としていた馬で、今回のメンバー構成ならまだまだ見限れないだけに巻き返しの可能性を秘めている。
最後に地方馬の活躍が近年目立っている。出走を予定しているミャーチャリーはサブノジュニア、カジノフォンテンに続くことができるか。近走成績を見ても健闘と言っていいパフォーマンスを見せている。メイセイオペラ以来の悲願なるかも注目である。
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