【フェブラリーS】※東京開催過去20回分のデータから紐解く! | 伝説の予想家大川慶次郎流~競馬予想 徹底検証!「勝ち馬」推考ブログ

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○単勝人気・オッズ別傾向

 

東京で開催された過去20回の勝ち馬は1番人気9頭、24番人気で7頭と全体的な傾向としては堅いレースといえそう。単勝3倍未満の人気馬も、(東京開催の)過去20回で7-2-2-1と馬券外に飛んだのは1頭(2012年トランセンド)のみ。

 

ただ、馬券傾向としては、3桁配当の3連複はゼロ、3連単も万馬券決着のことの方が圧倒的に多いので、馬券的な妙味がないというわけではない。59番人気あたりから上手に23着候補をピックアップしたい。

 

【データ特注馬】

1番人気想定のインティ

23着のヒモ候補に59番人気の馬を

 

○前走クラス・着順別傾向

 

年に2回しかないJRAのダートGⅠということもあり、馬券に絡む臨戦過程も限られているといえそう。最も勝ち馬が多いのは、前哨戦の根岸S5頭だが、こちらは出走頭数も最も多く、「根岸S組だから狙い」というわけにはいかないのが難点。それならば、それ以外のG1レース(交流G1含む)でよい結果を出してきた組(過去209頭)の方が狙い撃ちしやすそう。特に、同じ左回りになる中京・川崎競馬場を使ってきた組の勝率・連対率は、東京(根岸S)組よりもはるかに高いので警戒が必要。とはいえ、今年の東海Sは右回りの京都コースということは忘れないようにしておきたい。

 

【データ特注馬】

・モズアスコット・ヴェンジェンス(トライアル連対馬)

・デルマルーヴル・ノンコノユメ・ミーチャリー・モジアナフレイバー・タイムフライヤー(前走交流G1好走馬)

 

○年齢数・前走人気別傾向

 

年齢別では、過去20回で112437回の5歳馬が圧倒できに優勢。しかし、ここでは4歳の成績がそれに次ぐ627回であることに注目しておきたい。トライアルでは4歳よりも6歳の方が優勢傾向だったことを考えれば、興味深いデータといえ、前哨戦で人気を落とした4歳馬は馬券的にも狙い頃といえる。たとえば、2014年のコパノリッキーは、前走OP9着からの大逆転勝利で単勝272倍の大波乱の立役者となったし、ゴールドドリームも4歳のフェブラリーSは、チャンピオンC12着大敗後の巻き返しだった。

 

これとは逆に、5歳以上は、前走チャンピオンC以外の大敗馬の巻き返しは皆無。

 

 

 

【データ特注馬】

5歳馬(モジアナフレイバー・タイムフライヤー)

4歳馬(デルマルーヴル・ミーチャリー・ミッキーワイルド・ワイドファラオ)

・前走がG1以外で4着以下の5歳以上馬(キングズガード・ワイドファラオ)は割引

 

○枠番・馬番別傾向

 

枠順・馬番傾向としては、14枠が5勝に対し、58枠が15勝、23着の数でも外が優勢で、外枠優勢が顕著。内枠で一番よいのは、3-2-3-312枠。

 

東京1600mは芝コースを斜めに横切るスタートになるので、外枠の方が芝を長く走れるというのもあるが、それよりも「不利を受ける可能性が低い」ということの方が重要ポイント。内目でダッシュがつかないと、そのまま狭いところに閉じ込められ、動きたいタイミングで動けないのが一番イヤなパターン。

 

確定枠順を踏まえて、3角侵入の隊列を正しく見極めることが的中への近道といえそう。

 

○まとめ

 

昨年の覇者インティが1番人気で、根岸Sを解消したモズアスコットがそれに次ぐ人気になる見込み。インティの前走は、本番を意識しての内容といえ、負けたことそれ自体は大きな問題ではなさそう。自分の競馬に徹してどこまでということだろう。ただ、この1年のレースをみると、随所にもろさも見せているだけに、全幅の信頼とはいかなそう。過去のデータ的にも逃げ馬はピンパーとなっているので、買うなら頭固定だろう。

 

モズアスコットは、今回が試金石となる一戦。ダート適正には問題がなさそうだが、前走のメンバーはマイル戦線の強いところとはいえない組み合わせ。また、ダートで距離延長というのが悪い方向に出る可能性もあるのは気がかり。

 

同じ舞台の東京1600で実績のあるアルクトス・サンライズノヴァは仕上がり具合の見極めが肝心。ただ、どちらも休み明けそれ自体は苦にするタイプではない。

 

他方、伏兵陣はかなりの好メンバー。クリソベリル・ゴールドドリーム・チュウワウィザードのいない今年に関しては地方所属馬のノンコノユメ・ミーチャリー・モジアナフレイバー・ブルドックボスや地方交流重賞からの転戦になるデルマルーヴルにも勝機は十分あるといってもよさそう。地方馬のなかでは、モジアナ・ノンコが人気になりそうだが、今までは違う競馬で勝ちに行って4着と一定の結果を残して競馬に幅ができたミーチャリー、この1戦のためだけにJRA移籍してきたブルドックボスもそこまで能力差があるわけではない。また、中央馬では、前走が必ずしもベストではない1400mで58kgを背負わされた4歳馬ワイドファラオの変わり身にも警戒したい。

 

比較的どこからでも狙えそうな組み合わせといえるだけに、配当面でも期待できる可能性は高いといえそう。

 

【小倉大賞典】

 

○単勝人気・オッズ別傾向

 

裏開催のハンデGⅢということもあり、1番人気は過去20年でわずか3勝、他方、6番人気以下が9勝、単勝20倍以上の勝ち馬が5頭と、かなり荒れる傾向のレース。

 

とはいえ、単勝オッズが2倍台の人気馬は、<2-2-4-1>9頭中8頭が3着内。勝ちきれないまでも馬券内にはとどまり3連系の軸馬としてはかなり信頼できるといえる。

 

今年は、有馬記念以来となるヴェロックスが単勝1倍台になることも想定され、この取捨が重要なポイント。

 

【データ特注馬】

・人気のヴェロックスは信頼できそう

 

○前走レース・着順別傾向

 

前走レースとしては、中山金杯組の5勝が最高。他方で京都金杯組は1勝止まり。勝てないとはいわないまでも基本的には距離延長よりは距離短縮組の方が好走率は高い。

 

人気のヴェロックスは有馬記念以来となるが、過去にはマルターズアポジーが有馬記念15着からの臨戦で1着。他にも、毎日王冠から直行で勝っている例もあることを考えれば、基本的には強い相手と戦ってきた馬は信頼してよい傾向にあるといえそう。

 

 

 

【データ特注馬】

・有馬記念以来のヴェロックス

・中山金杯組(アンノートル・カデナ・タニノフランケル・テリトーリアル)

・上記以外の距離短縮組(アウトライアーズ・アロハリリー・サイモンラムセス・ジナンボー・レイホーロマンス)

 

○斤量・年齢別傾向

荒れるハンデ重賞といえば、軽ハンデの激走をイメージしやすいが、小倉大賞典については、軽量馬からハンデが重くて嫌われた人気薄まで幅広く好走している。小倉大賞典の傾向としては、ハンデよりも高齢馬の激走が高配当の要因になっていることが多いことに注目しておきたい。特に注意しておきたいのは、過去にも小倉大賞典に出走経験のある3頭は、昨年の24着馬であるにもかかわらず人気はなさそう。

 

【データ特注馬】

・サイモンラムセス

・ナイトオブナイツ

・タニノフランケル

 

○脚質別傾向

 

過去20年の傾向としては、逃げ馬が6勝、好位・差しが9勝、追い込み・まくりが5勝と、比較的イーブン。ただ、23着馬のほとんどは、好位・中団で、逃げ・追い込みはピンパーという傾向にあるといえる。

 

小倉1800mはスタートから1角までが200mほどしかないため、最初の1ハロンから12秒台前半で流れることもあり、ハイペースまではいかなくても息の入りづらい流れになることの多いコース形態。そのため、平坦小回りの割には、後ろからの差し馬が台頭することも珍しくないことは頭に入れておきたい。

 

今年は、天候に恵まれずかなり荒れた馬場になっていることもあり、直線では明らかに外差し優勢。とはいえ、小回りコースで大きく外に出すことはコースロスのリスクも多く、イン強襲の差し馬、荒れ馬場を苦にしない先行馬の前残りなど決まり手のバリエーションも豊富。外差し馬場だからと上がりタイムだけにとらわれるのは危険。

 

人気のヴェロックスは好位からの競馬になると思われるが、今の小倉の馬場を苦にするようなことがあれば、前に届かない、後ろから差されるというシーンもあるかもしれない。枠順も踏まえてのペース、隊列の見極めが重要といえそう。

 

【データ特注馬】

・逃げ馬(タニノフランケル・ランスオブプラーナ)の逃げ

・追い込み馬(カデナ)

・小倉で好走している馬(レイホーロマンス・ドゥオーモ・アロハリリー)

 

○まとめ

 

ヴェロックス騎乗の川田騎手は、同レースを4勝しており、そのうち3頭が4歳馬。ハンデ確認のためにシルクロードSに登録するほどの念を入れたレース選びでの臨戦で、今後のためにも絶対に賞金を加算したいところ。また、データ的にも有馬記念(古馬混合別定GⅡ以上)からの臨戦で、単勝オッズも2倍以下が濃厚となれば、かなり有力。

 

ただ、23着は、どの馬が流れ込んでもおかしくないメンバー構成。2番人気が想定されるジナンボーは、どちらかといえば今の小倉は合わないタイプ。おそらく狙いはここを叩いての中京。テリトーリアルも脚の使いどころの難しい馬なだけに、道中でもたつくことがあると取りこぼしというシーンもありうるタイプ。

 

レース傾向としては、リピーターの多いことを考えると、サイモンラムセス、タニノフランケル、ナイトオブナイツといった同レースに出走経験のある馬や、今年の小倉で好走しているレイホーロマンス・ドゥオーモ、小倉実績のあるアロハリリーあたりをヒモ穴相手に狙ってみるのもおもしろそう。今週末も雨になれば、相当特殊な馬場になる可能性が高いことは忘れないでおきたい。
 

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