中々見ることがない逃げての勝利と、他馬と実力の違いをみせつけての栄冠だった。
しかし、インティはそのフェブラリーステークス以降勝利がない。前走ダート1800mからダート1600mになり適正距離になるイメージではあるが果たしてどこまでやれるか疑問が生じる。
もう1頭のモズアスコットは、前走がダート初戦だったのにも関わらず、根岸ステークス(GⅢ)を完勝と一気に同レースの本命まで駆け上がった競走馬である。元々芝マイルGⅠを制している競走馬ということもあり、持っている能力に疑う余地はないが距離が200m延長したらどうなるか、ダートGⅠクラスの面子が揃ったら通用するか不安点が多い。
この様な理由もあり、今回は例年通り人気サイドで決着する可能性が低い様に感じる。また、4、5歳馬の若馬が強く7歳以上は過去10年で3着内に入ったのは5頭で勝ち馬はいない。人気が予測される7歳馬ヴェンジェンスは東京ダートマイル未経験ということもあり、厳しいであろう。また、枠順も非常に重要で、東京ダートマイルはスタート後外枠の方が芝コースを走る距離が長く、単複の回収率は外枠の方が良いデータがある。人気馬がどこに入るか注目である。
さて、東京ダート1600mについて、前述にも記載したがスタート後芝スタートということもあり、先手を取るため逃げ、先行馬は芝を長く走れる外枠に入りたいコースである。最初のコーナーまで距離があり、スピードが求められるが、コーナーを曲がった後、坂がある長い直線が待っており、スタミナも要求されるコースとなっている。
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過去10年勝ち馬の殆どがダート1600m以上の実績が豊富で、スピードだけでは勝ち取れないレースだと言うことは証明されている。また、血統についてだが、ゴールドアリュール産駒が非常に安定した成績を残している。
サンデーサイレンス系では珍しいダート血統であるが、エスポワールシチー、コパノリッキー、ゴールドドリームとゴールドアリュール産駒の競走馬達の活躍が目立つ。今年の出走予定馬ではサンライズノヴァ、テーオージーニアスが該当するが、東京マイルダートの戦績に関してイマイチ説得力がない。
そこで穴馬になるがヘニーヒューズ産駒のワイドファラオに注目したい。ヘニーヒューズ産駒は同コースの複勝回収率は高く、同馬は一流馬の登竜門である東京ダートマイルで開催されるユニコーンステークスの勝ち馬である。近走はパッとしない成績だが一変は考えられる。
昨年の覇者インティの連覇か、一昨年の覇者ノンコノユメの返り咲きか、それとも新しい王者の誕生か非常に楽しみな一戦である。
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