【伊勢路旅5日目】伊勢柏崎〜古里 その① | 小林千穂の「山でわくわく」

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山岳ライター小林千穂のブログです
登った山や、登山に関する情報などをお届けします

伊勢路歩き旅5日目(2017年10月24日)です。

歩行距離:約30.0㎞
行動時間:約9時間

歩行距離はGPSログによるものです。私の好みでいろいろ寄り道したところも計測されていますので、実際の距離とは異なります。
※行動時間は歩行時間だけでなく、昼食や休憩、寄り道した時間も含みます。


1日目から読んでくださる方は
こちらへどうぞ


私が歩いているルートは
こちらのHPでご覧いただけます。

※地図に描かれた青色コースに沿って
歩いています。設定によって、コース中の見どころを表示させることもできますので、ぜひご利用ください。


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紀勢荘に泊まったところから話を続けましょう。


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こちらも昭和の建物だそうです。
お部屋は落ち着ける和室。

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波板ガラス、角の丸い窓枠などが
レトロな感じです。

そして、
どこもよくお掃除されていてピカピカ。

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さりげなく置かれた小物もかわいいです。


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お料理は魚づくし。

どれもおいしいのですが
太刀魚の焼き物が特に好きでした。

紀勢荘のおかみさんも
とっても気さくな方で(お話好き?)
いろいろなことを教えてくれます。

しかも、長期で歩いている人には
とっても助かることが。

お風呂に入ろうとしたら
「洗濯できるよ。この洗濯ネットに全部入れて。そしたらそのまま洗濯機にかけておくから」
とおかみさんが声をかけてくれました。

わぁ、洗濯できるってすっごくうれしい!
4日分たまっているから、
ここでスッキリ洗わせてもらっちゃお。
と思って、シャツから下着から
みんなポイポイポーイと袋に入れました。

そしておかみさんに
「お願いしまーす」と渡しました。

「夕食の時に洗ったの持って行くからね」
「はーい、すみませーん」
なんて言って、
お風呂に浸かってゆっくりし、
おいしい夕食をいただいていると…。


「はいこれ。洗濯ものここに干しておくね」
とお部屋に持ってきてくれたのは
ピシッとハンガーに干されている
私の洗濯ものたち。

うわわっ!
自分で干すものだと思って
下着まで渡してしまい
油断しすぎた。。。(恥)

おかみさん、すみませーん。

旅の恥はかき捨てって言うしね。
あはは。。。

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お母さんみたいに旅人をもてなしてくれる
あつたかいおかみさんでした。

ご主人もいい方でしたよ。

紀勢荘


さあ、おかみさんさんに見送られて
5日目も元気に出発しましょう!

今日は長丁場ですよ〜。

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紀勢本線と紀勢道のそばを歩いていきます。


朝は地元の方たちが古道をお散歩をしていました。

犬を連れた女性が
にっこり微笑んであいさつをしてくれます。

このあたりはひとりで歩いたので、
あいさつだけでも心が通う気がして
うれしいものだなぁと思いました。

しばらくすると杉林の道になります。

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そこで会ったおじさんは
「道が荒れているかもしれないから気ぃつけてな」と声をかけてくれました。

「はーい」と返事をしてさらに歩いていると
おばあちゃんに追いつきました。

どこまで行くの?と聞かれたので
熊野までと言うと、目を丸くして
それはご苦労なことで、と言って
押し車の中から
お菓子を出して分けてくれました。

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懐かしいお菓子だ〜。

しばらくおばあちゃんと
話をしながら歩きました。

そして思わず笑ったのは…
さっきのおじさんは
おばあちゃんの息子さんで、
犬を連れた女性はお嫁さんだそうです。

ここまで会った方が
家族だったなんて!

3人はいっしょに住んでいるけれど
毎朝バラバラにお散歩しているんですって。


おばあちゃんと分かれて
ひとり、てくてく。

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養豚場の裏を通ります。
豚舎の中ではフゴー、フゴーと
ブタが鳴いていました。

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静かな旧道を進みます。

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国昌寺の石碑手前で右折。

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国昌寺に行き、
大内山川沿いを歩きました。

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古道歩きのコースは
国道を行くより遠回りだけど、
このきれいな景色を見せるために
設定されたのかなぁと思いました。


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紅葉し始めた木々。
だいぶ澄んできた川の水。

どちらもきれいになる途中ですが、
やさしい色ですね。



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大内山川を渡る手前で左に曲がると
一里塚があります。

ここには推定樹齢400年の
松の木があったのですが
昭和57年に枯れてしまいました。

新しく植えられた松が
石碑の後ろで育っています。



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一里塚のすぐ先にお手洗いと
4㎞道標を見ました。


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あと110㎞。

ここから杉林の山道です。

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はじめは広い道ですが
だんだん狭くなってきます。

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わあ、川に近づいた!


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この道はあまり歩く人がいないようで
一部、道がわかりづらいところがありました。

でも、赤テープを辿ったら
またしっかりした道に出ました。

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芦谷橋という木橋を渡って
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大内山動物園の看板先で国道42号を渡り
再び旧道へ。


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このあたりも
旧道沿いは趣のある建物が残っていますよ。



ますますいい旅になってきた
予感がします。


②に続く…。