【伊勢路旅2日目】田丸〜女鬼峠〜栃原 その② | 小林千穂の「山でわくわく」

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山岳ライター小林千穂のブログです
登った山や、登山に関する情報などをお届けします

伊勢路歩き旅2日目(2017年10月21日)の続き、その②です。



伊勢路旅のはじめから読んでくださる方は
こちらへどうぞ


私が歩いているルートは
こちらのHPでご覧いただけます。

※地図に描かれた青色コースに沿って
歩いています。設定によって、コース中の見どころを表示させることもできますので、ぜひご利用ください。


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永昌寺でひと休みしたら
再び伊勢路を歩きます。


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この古い道標は
熊野街道と和歌山別街道の分岐を示すもの。
天保4年(1833)に立てられたそうです。

和歌山別街道というのは、
紀州藩の本城と田丸城を結んでいた道なのだとか。



その先で神社発見。

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西外城田(にしときだ)神社です。


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砂利が敷かれ、
すっきりした雰囲気の神社でした。


祭神はどなたかしらと見たら…

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神さまのお名前がずらり。

これだけの神さまが
ひとつの建物に祀られるのはめずらしいので
調べて見たら、近くにあった
いくつかの神社の神さまを
合祀(いっしょに祀ること)し、
さらに場所も移動されたようですね。


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県道119号沿いに出ると
水田を見ながらしばらく県道と旧道を
交互に歩きます。

これまでずっと伊勢平野を歩いてきましたが
ここにきて山がだいぶ近くなってきました。


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そして、伊勢路を歩きはじめて最初の峠、
女鬼(めき)峠の入口に到着。


いよいよ峠越えです。

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竹林に続く雰囲気のいい道に入ります。


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足元にアケビの皮が落ちていました。
残念ながら、おいしい実は
誰か(サルかな…)がきれいに食べた
あとでした。


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案内板につけられたスタンプスポットで、
スタンプをゲットしたら
登りはじめます。


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美しい杉林の中、地形に合わせて
歩きやすい道がつけられています。


人だけでなく、荷車も通ったので
岩が露出したところは
轍が残っているんですよ。

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岩が減って線のようになっているのが
わかるでしょうか?


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この峠道を上から見て気づいたのは
登山道と違ってカーブが緩やかなこと。

ジグザグだと荷車が曲がりきれないですものね。


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峠の上部では硬い岩を切り開いて道を通した
切り通しが見られます。

道の両側の岩が数メートル削られ
岩壁となっています。

当時の技術を考えると
だいぶ難工事だったそうです 。

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峠越えの旅人を見守った
石碑、石仏も残っていました。

女鬼峠は高低差100mにも満たない
小さな峠です。距離は約1.8㎞。
ここを私はのんびり歩いて40分ぐらいで
抜けました。

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雨の峠越えでしたが
古道歩きらしくなってきましたね。



2日目、さらに続く…。