雪組、花組 NOW ON STAGE 放送 | ひとりっ子のひとりごと ほぼ宝塚

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悪気はないけど毒はある、かも?

昨日1/9、東京で初日を迎えた「Nice Work If You Can Get It」と1/1から上演中の「fff/シルクロード」のNOW ON STAGEが放送されました。

出演者は雪組が望海風斗さん、真彩希帆さん、彩風咲奈さんのAチーム、望海風斗さん、彩凪翔さん、朝美絢さんのBチームに分かれての収録、花組は柚香光さん、華優希さん、瀬戸かずやさんのAチーム、永久輝せあさん、飛龍つかささん、音くり寿さんのBチーム。

雪組は大好きなこの5人


花組ナイスワーク



ナウオンは組によってだいたい5〜6人の出演者が集まって、お互いの役や自分の演じる役について思いを語り合い、そんな出演者からの視点を聞いて改めてまた作品の見え方が変わってきたりもするのがとても楽しみな番組です。

リスタート以降の収録はソーシャルディスタンス遵守のため、3人までに制限して行われていて、その人数が生み出す勢いが減っているのが残念です。
会食も5人まで、というのが一般的な制限なのでせめて5人まではアクリル板を挟んで、例えば年末番組でのトップ座談会の様な形でできるようになればいいなと思います。

雪組はナレーションが朝美絢さん。
以前から声と滑舌がいい朝美さんに、番組のナレーションをやって欲しいと思っていました。
朝美さんの真面目さ、誠実さが伝わるナレーションがとてもよくて、嬉しかったです。
 
それぞれのチームで各場面のお話に花が咲き、気がつけばあっという間に放送が終わっていました。
エンドロールの後には、5人揃っての退団者への花束を渡す場面があり、望海風斗さん、真彩希帆さんには彩風咲奈さんから、彩凪翔さんへは朝美絢さんから…
涙ぐむ望海さん、声を震わせ涙を堪えている様子の朝美さんに対して、笑顔の真彩さん、彩風さん、彩凪さんの表情も印象的でした。

花組は退団公演ではなく、作品が明るいハッピーコメディミュージカルということで、華優希さんの退団発表後ではあるものの、終始楽しそうな様子で進んでいきました。

柚香光さんと華優希さんはビジュアルと演技力の高さではいからさんが漫画そのもののようで大好評でした。
その後に別箱でのブロードウェイミュージカルの上演決定に、制作発表以降2人の歌唱力での評価から不安の声も聞かれました。
私はタカスペのミーマイの場面がとても好きで…
観るたびに泣けてしまうんです。

常々思うことですが、舞台での魅力はそれぞれの演者、作品によって違い、歌の上手い下手に関してもだから感動するかしないかと言えばそれが必ずしも共通するとは限らないとも思います。

圧倒的な望海風斗さん、真彩希帆さんの歌唱力にはいつも両手放しで感動させられると同時に、れい華のミーマイにも観るたびに感動していて、観劇はカラオケマシーンの採点ではないんだと感じます。

上手くなくても悪声でも、役を自分のものにして心を込めて歌う歌には、歌唱力だけではない力がある。

れい華には、ミーマイの再演が観たかったと思っていましたが、ナイスワークがその代わりになるんじゃないかと期待しています。

この作品に関しては、20世紀号やオンザタウンと違って配信、Blu-ray発売が決定していて嬉しいやら、うらやましいやら。
ついでに20世紀号のBlu-ray、版権切れた後だけどグランドホテルの朝美ラファエラ版のBlu-rayも作って販売してくれないかな?と強欲に願ってみたりしてチュー

ナイスワーク、永久輝さんはグラマラスでゴージャスなブロンド美人アイリーン役。
音校入学前の写真からすでに今の美しさがある人なのでビジュアルにはまったく不安がありませんラブ

スチールからも楽しそうな感じが伝わってきます


男役が演じる女役と言えば、最近ではワンスのキャロルを演じた朝美絢さんの、ハリウッド女優ばりの美女っぷり、アナスタシアでのリリーがキュートだった和希そらさん、カサノヴァコンデュルメル夫人の鳳月杏さん、ひかりふるのロラン夫人の彩凪翔さんの大人の女の色気が印象的でした。

永久輝せあさんのアイリーンは正統派の美女という点では朝美キャロルに近く、性格やキャラクター的には自立する強さのある和希リリーに近いのかな?

そのビジュアルと高い舞台技術以上に、永久輝さんの役作りに対する深い考察、ストイックで真摯な姿勢がとても好きなので、東京公演の無事完走後、梅田での観劇が待ち遠しいです。
楽しみラブラブラブラブ

次の公演が楽しみで指折り日々を数えると同時に、いまの雪組のカウントダウンが進んでいくというさびしさもあり、矛盾する感情が切ないです。

ですが、時間は後ろには進まない。
退団の決意はとても尊いものであり、それを受け止めて前に進むことが、残される組子、ファンへ与えられている試練であり、愛だと思います。

ありがたいことにfffも、この後観劇の予定があります。
千秋楽の配信もあります。

すでにタカラヅカニュースで放送されたお稽古場レポートとナウオンとプログラムを見て復習しつつ、今後発売されるルサンク、放送予定のぽっぷあっぷも楽しみに、4/11の東京での大千秋楽まで無事に完走出来ること、退団者を劇場で、映画館で、自宅で、たくさんの人がお見送り出来ることを願って、祈っています。