事情あって | 心と体をラクにするピアノ奏法

心と体をラクにするピアノ奏法

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が
ピアノの奏法、呼吸法、身体の使い方をお届けします。


今後一ヶ月ほど・・・
ドビュッシー「喜びの島」と、ショパンの「ピアノ・ソナタOp.58」の第一楽章と第四楽章に専念することに致しました。


理由は・・・
こちらで7月に行われる夏期講習を受講するため・・・
そのサマー・コースを受講するためのオーディションが来月あり・・・

一曲は完成品を、プラス二曲は対になっている曲二曲もしくは、ソナタの中の二楽章という指示。


あと一ヶ月しかありません。

サマーコースで受講する曲がこれと重複するのか否かは別として、とにかく、受講の許可が降りるか否かの判定を受けるための・・・・テープ審査を受けるため、それが来月半ばが期限なのです。


こんな・・もう一ヶ月しかなくて、三曲!

選曲して譜読みして、楽曲理解から暗譜まで、三曲もしてられません。

余裕がないので、既に譜読みをしている「喜びの島」を、最も完成品に近い曲として・・・


<対となる二曲>については、既にいくらかは見ているショパンのソナタ、Op.58の第一楽章があるので・・・それにプラスして同じソナタの第四楽章を・・・

いきなり二曲とも新しいものを見るよりはいいだろうと・・・
それでも無謀な作戦かもしれないのですが・・・


そういうわけで、今日は5時間くらいを このソナタの第四楽章の譜読みと弾きこみに充てていました。



最後のねぇ・・・

262~267小節目が、めっちゃ難しいのです。

とりたてて技術的にどうの・・・というのではないのですが、
この、両手共に、微妙なずれを伴っての上昇・・・

何度弾いても指が、手が、腕が覚えてくれず・・・参りました・・・が



ふと、我に帰って..



単純に?楽譜を冷静に?見たら・・・

すっごいよくわかった・

右手の動き方と、左手の動き方・・・

左手の各小節の一拍目のつながり(動き)と二拍目の動きの違い・・・


なんだ・・・そういうこったか!



でも・・・この第一楽章と第四楽章を弾きこんで自分のものにして、暗譜なんて、できるのだろうか?
あと一ヶ月しかないのに・・・


それに・・・

死ぬ気で仕上げる!
死ぬ気で暗譜する!と・・・
半ば暗譜した<つもり>になっていたドビュッシーの「喜びの島」も
ほんまに暗譜を前提としての弾きこみ練習をすると、いろんなたくさんの壁にぶちあたる。




先行き思いやられる。



でも・・・


この来月の結果がどう出ても・・・

こういう目標があっての奮起のしようは、普段ではありえない、まるで<火事場の底力>みたいなものだから

とにかく、力を出し切りたい。