マリーンズ2-3ファイターズ
1勝1敗で迎えた第3戦は1裏から動く。
二死一、二塁で安田がライト前へヒット、マリーンズ先制と思われたが、
万波から細川を経由しての完璧な返球に、二塁から突っ込んだポランコが憤死。
3表にはファイターズが二死満塁とマリーンズ先発佐々木を攻めるも、
マルティネスが遊飛に終わりこちらも先制ならず。
その裏マリーンズは一死一、三塁として山口が三遊間への打球。
水野が飛び込んで止めるも内野安打となり、ようやく1点を先制する。
続く4裏には無死一、三塁からスタメン出場の和田が犠牲フライ、2点目を追加。
しかし直後の5表、ファイターズは無死一、三塁でスティーブンソンの併殺打で1点を返し、
走者なくなったものの松本剛の二塁打で同点のチャンス。
佐々木はこのピンチで万波を三振に仕留めてリードを守るも、
球数を費やしたのが響きこの回で降板することに。
一方ファイターズ先発上原も4裏で降板、両軍ブルペン陣が好投を見せて1点を争う攻防に。
野手陣もマリーンズ和田、ファイターズスティーブンソンがファインプレーで投手を盛り立てる。
8裏、マリーンズは一死一、三塁と突き放すチャンス。
ここで佐藤都はセーフティスクイズを試みるが捕邪飛となってしまい、
後続もなくダメ押しの1点を奪うことができない。
1点リードのマリーンズは9表に益田を投入、連日の逃げ切りを狙う。
一死一塁で田宮の当たりは右中間、この打球を和田と山口が追いついたが、
両者が交錯して捕球できず一塁から代走五十幡が一気に生還、
田宮も三塁まで到達(記録は三塁打)して今度は逆転のチャンス。
イケイケのファイターズは水野がライト前へのタイムリー、土壇場で逆転に成功した。
その裏マリーンズは一死一塁からポランコがセカンド頭上へ鋭いライナー。
抜ければチャンス拡大の当たりだったが、守備固めで入った奈良間がジャンプしてこれをキャッチ。
一塁走者が戻れず併殺となり試合終了、ファイターズがカード勝ち越しを決めた。
千葉J91-77川崎
ステフェンズが故障者リスト登録中、
スミスが先週末のA東京戦で負傷、
さらにムーニーも水曜日の宇都宮戦で負傷。
外国籍選手がクックス一人、インサイドで劣勢必至の千葉J。
しかし残った選手が1Qから奮闘、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで6点連取すると、
開始2分少々で川崎にタイムアウトを請求させる。
千葉Jは初スタメンとなった特別指定選手の内尾が、
持ち前のディフェンスで臆することなく川崎に応戦。
守備から走るバスケで堂々とチームを牽引し、
リズムを掴んだ千葉Jが次第にリードを広げていく。
川崎は中盤までシュート精度が上がらず、守備でも千葉Jのペースを止め切れない。
1Qはよもやの千葉J14点リードで終了する。
2Qに川崎はアレン、ヒースの3Pが当たりだし、
一時6点ビハインドまで追い上げ射程圏内に。
残り4分過ぎにはオフェンスリバウンドから連続で3Pを狙うが決め切れず、
逆に千葉Jの3P攻勢を浴びて再び二桁点差に広がる。
ラストプレーで長谷川がブサービータースリーを決めた川崎が12点差に戻し、
後半勝負へ希望をつなぎハーフタイムへ。
3Qは千葉Jが富樫、川崎が藤井、直後に富樫が3Pの応酬。
さらにブラウン、原も畳み掛け、一気に点差は20点に。
川崎も敵陣でのスティールから速攻につなげ反撃に出るが、
残り1Qで17点差ではさすがにきつかった。
千葉Jは原がキャリアハイとなる25得点、富樫も21得点、
3Pは両者ともに7本成功と攻撃が大爆発。
ゴール下の大黒柱不在を出場した全員が補い、
リバウンド本数でも川崎を上回った千葉Jが価値ある勝利。
終わってみれば1Qの点差が残った川崎には、スタートの躓きがもったいない結果になった。