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普段書かない武将の話

先日「永青文庫(えいせいぶんこ)」に行ってきました!

 

永青文庫は、細川氏ゆかりの品を中心に展示している美術館です。今回は、京都の国宝展の時にもお話に出した、長谷川等伯の展示です。

 

 

>>長谷川等伯障壁画展

 

 

長谷川等伯と細川氏にどんな繋がりがあったのか??

 

長谷川等伯を当時プロデュースしていたのは、お茶で有名な千利休(せんのりきゅう)です。そんな千利休と細川幽斎(ほそかわ ゆうさい)は、仲が良かったみたいなんですよね!千利休を介して、長谷川等伯と、細川幽斎は、繋がっていたみたいです。

 

 

 

 

 

細川幽斎には、面白い話があるので紹介したいと思います。

 

幽斎は、古今伝授(こきんでんじゅ)をされているんです。

 

古今伝授っていうのは、古今和歌集の秘密の解釈を、「こいつだ!」って思った弟子に師匠が、口伝するものなんです。

 

 

 

――――世は戦国時代…細川幽斎も、もちろん戦っていました。ある時、敵に攻められて籠城していました。

 

幽斎ピンチ!!!

 

城を落とされそうになり、命も危うし!!!

 

そんな時!!!

 

当時の天皇・後陽成天皇が

 

「古今伝授されている幽斎を失うのは痛すぎる!!!!」と、

 

「幽斎を殺しちゃダメ!!!!」という勅令を発したのです!!!!

 

 

古今伝授をされている人は本当に少なくて、殺されちゃうと、古今和歌集の秘密の解釈が永遠に分からなくなっちゃうんですよね…!

 

古今伝授されてたから、細川幽斎は命が助かったんですよ!!!

 

 

これは友達から聞いた話なんですけど、聞いた時からすごく好きなエピソードで、これを思い出すたびにめちゃめちゃ笑えるんですよ!

 

 

この話のおかげで、ちょっとマイナーな武将の細川幽斎のことが覚えられました(笑)

 

 

ぜひぜひ、永青文庫に行ってみてくださいね!