前回ご紹介した岩蔵鉱泉の程近く、同じく東京都青梅市小曽木に鎮座する岩蔵御嶽神社の元宮の御神体は、大地から大きく沸き立つ立川断層そのもの。


東征でこの地にやってきた日本武尊は岩蔵鉱泉で禊をし、戦勝祈願として鎧をこの地に鎮めた。日本が誇るべき、有数の聖域であり、大いなる御神氣を今も放っている。


このすぐ近くには縄文期の住居跡もあり、この地が太古縄文の昔に栄えた地であった事が窺われる。

日本武尊はこの地の人々からの温かい歓迎を受けつつ、この地の人々の弥栄も祈念しつつ、岩蔵に鎧を鎮め、この地の鎮守神としたのだろう。