中島みゆき「誕生」に思うこと～中島みゆき作品解説(A1901)

「中島みゆき『誕生』に思うこと～中島みゆき作品解説【2024-07】～」S11901

 

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◇更新履歴
V1.0：2024.02.09 初稿　

V1.1：2024.04.30 中島みゆき展の画像を掲載

 

■「誕生」編曲者：瀬尾一三

演奏時間 5:22

・1992年3月4日発売の27枚目のシングル

※両A面シングル「誕生／Maybe」

※1992年公開東宝映画「奇跡の山─さようなら名犬平治」主題歌　　　

※1999年度から高校の教科書「高校生の現代文」（角川書店）に採用

 

 

・1992年10月7日リリースの20作目のオリジナル・アルバム『EAST ASIA』の、日本のシンガーソングライターである中島みゆきの5曲目(全9曲)

 

・2022年2月2日リリースライブアルバム『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』Disc-2の9曲目に収録

 

◆所有CD画像

 
 
 
 
 
 
 
 
 

◆ミュージシャン

01.Drums：山木秀夫 

02.E.Bass：高水健司 

03.E.Guitars：今剛 

04.A.Guitars：吉川忠英 

05.A.Piano：エルトン永田 

06.Keyboards：エルトン永田、中西康晴 

07.Programmer：瀬尾一三、浦田恵司(EMU) 

08.Strings：斉藤ネコ Group 

09.BackGround Vocals：杉本和世、山内洋子、瀬尾一三

 

◆演奏実績

01.中島みゆきCONCERT「カーニヴァル1992」

02.夜会vol.6「シャングリラ」 (1994) 

03.中島みゆきCONCERT TOUR 2007

04.中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「 結果オーライ」

 

◆2024.2.9 夢野旅人

女神。
人は神にはなれないし、人を神格化することは神への冒涜とも捉えられるので慎みたいのだが、初めてこの「誕生」を聴いたとき。
陳腐な言い方でもあるが、中島みゆきが歌姫をも越えて

女神に思えた。

 
ラジオでもライブでも、この曲を流れるたび、琴線響いては涙が溢れる。

この曲は歌詞もメロディも演奏も完全に頭に入っているのだから、感動も薄れていくはずなのに、何度聴いても感動で打ち震える。

 

すごいな、この歌は。

 

中島みゆきの歌詞のすごいところは、他のアーティストが書く歌詞の数曲分に値する宝石のようなフレーズがある。

一曲にひとつ、あるかないかの琴線にふれるフレーズがふたつ、三つとある。

 

でも、この「誕生」に至っては三つや四つではない全部といって過言ではない。

 

その心震わせるフレーズが聴き手のそのときどきで、変化していく。

 

～ひとりでも私は 生きられるけど

でもだれかとならば 人生ははるかに違う～

 

～強気で強気で生きてる人ほど

些細な寂しさでつまずくものよ～

 

～ふりかえるひまもなく時は流れて

帰りたい場所がまたひとつずつ消えていく～

 

～すがりたい誰かを失うたびに

だれかを守りたい私になるの～

 

～Remember 生まれた時 だれでも言われた筈

耳をすまして 思い出して　

最初に最初に聞いた Welcome～

 

～けれどもしも思い出せないなら　　

わたし いつでもあなたに言う

生まれてくれて Welcome～

 

松山千春や浜田省吾など同じく、

この曲を聴くたび、

中島みゆきと同じ時代に生まれ生きることが出来て良かったと思うのです。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

 

ひとりでも私は生きられるけど 

でもだれかとならば人生ははるかに違う

強気で強気で生きてる人ほど 

些細な寂しさでつまづくものよ 

 

呼んでも呼んでもとどかぬ恋でも 

むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ 

待っても待っても戻らぬ恋でも

無駄な月日なんてないと言ってよ 

 

めぐり来る季節をかぞえながら 

めぐり逢う命をかぞえながら 

畏れながら憎みながら 

いつか愛を知ってゆく 

泣きながら生まれる子供のように 

もいちど生きるため泣いて来たのね 

 

Remember生まれた時だれでも言われた筈 

耳をすまして思い出して最初に聞いたWelcome 

Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること 

 

ふりかえるひまもなく時は流れて 

帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく 

すがりたいだれかを失うたびに 

だれかを守りたい私になるの 

 

わかれゆく季節をかぞえながら 

わかれゆく命をかぞえながら 

祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている 

忘れない言葉はだれでもひとつ 　

たとえサヨナラでも愛してる意味 　

 

Remember 生まれた時 だれでも言われた筈 

耳をすまして思い出して最初に聞いたWelcome 

Remember けれどもしも思い出せないなら 

私いつでもあなたに言う 生まれてくれて Welcome 

 

Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること

 

 

◆最新コンサート

・2024.1.19 東京国際フォーラム トップページ

・2024.1.19 東京国際フォーラム コンサートリポート

・2024.1.19 中島みゆきコンサート『歌会VOL.1』 東京国際フォーラム セトリ

 

 

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