「松山千春 『もうやめさ』に思うこと~松山千春 全作品解説171~」S2784/R


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◇更新履歴

V1.0:2015.01.14初稿


■ 「もうやめさ」 編曲者:大原茂人
1980年5月5日リリースのアルバム『浪漫』のLP A面5曲目(全10曲)。

◆レコーディングミュージシャン(後日、追記)
01. ギター(AG):
02. ドラム:--
03. ギター(EG):--
04. ベース:--
05. キーボード:--
06. パーカッション:--
07. マンドリン:--
08. コーラス:--


◆2015.1.14 夢野旅人

「キスをした」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11976202580.html 、「愛を確かめる」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11976655379.html 「KISS」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11977024487.html


歌詞にキスと言葉が使われる歌ですが、キスという言葉が歌詞やタイトルに登場するようになったのはいつ頃からだろう。


一番売れたタイトルは1992年リリースのサザンオールスターズ「涙のキッス」(約155万枚)。

古いものとなると、あっ、ビーナスの「キッスは目にして!」の81年。

田原俊彦「原宿キッス」が82年、松田聖子の「天国のキッス」が83年だから、このあたりか。


それまでは、「口づけ」だもの。

当時、「接吻」という響きに古臭さを感じたが、「口づけ」なんて若い人たちは言わないんですかね。 


いつだったか、友人と神奈川方面のライブに行ったとき。

車中で、過去にラジオでO.Aされた千春のライブ音源を流していた。


友人が、「今、こんな(力のこもった)歌い方をされたらグッとくるな」といった。

それが、1980年春のフォーク音楽祭地区大会のゲストライブで弾き語りで歌っていた「もうやめさ」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11977005545.html だった(1980年春に発表された曲で、この歌にも「口づけ」という言葉が登場する)。


同時期に、弾き語りのツアーを行っていたが、「もうやめさ」が歌われた記録がない。

それ以降も、この曲を、コンサートで聴いた記憶がない。


そういった点においても、また友人が口にしたように、

フォーク音楽祭での叫びに似た歌い方は、胸に響くものがあり、一度はフルバンドで聴きたい曲である。


~君が女でいたいように 僕も男でいたいから 
もうやめさ何もかも つかの間の夢さ~


女が身を引く終わり方ではなく、男から別れを切り出している。

千春の歌詞において稀だ。


しかし、それ以上に疑問というか考えてしまうのは、最後のフレーズ。


~それじゃ最後に 口づけしよう~


別れを切り出した男が、

最後に「口づけして別れよう」というのは、どうなんだろう。

ま、歌詞の二人、特に彼女にまだ愛情があるから成立するのだろうけど。


これがさ、女のほうが冷めていて、

女から別れを切り出してきたら、

「わかった。最後にキスして別れよう」

と云っても、絶対、首を縦に振らないもの。
 

納得いかんわな。


もっと言えば、会って別れを告げられるのならばいいけれど、

メールでの一方的な別れも、納得いかんわな。


休題閑話。


この記事を書くまで、

色々と、諸事情があるとはいえ、


~君が女でいたいように 僕も男でいたいから~


という言い分は勝手すぎると感じていた。


しかし、(メールで別れを告げる男は論外として)

別れを女性に託す無責任な男よりは、誠実だと、今更ながら気付いたわけです。


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