宇宙はビッグバンによって極小の1点から始まったと、現代科学では認識
されている。この認識に従えば、宇宙の全てを足し合わせると元の1点に
戻るという結論になる。目に見える見えないを区別することなく、元の1
点に戻るまで全てを足し合わせていく。
1点から始まったので、それが展開された宇宙も全てを合算すると、何も
欠けてない常に完璧な状態にあるという理屈が成り立つ。そこで、私たち
が住むこの宇宙は『何』が起ころうと常に完璧であるという結論を得る。
今の世界はよろしくないから、『平和で差別のない平等な世の中にしなけ
ればならない』という考えが、当たり前のように思うかもしれないが、世
の中はトータル的には常に完璧なので、今は間違っているから正すために
何々しなければならないという考えは成立しない。
話は変わるが、白と黒の二つのボールが入った箱から1個づつボールと取り
出すということを行うと、何十回、何百回と繰り返した後に外に出たボー
ルの数は不思議なことにいつの間にかほぼ半々になっている。2分の1の確
率とはそういう現象のことである。この現象を見ると、世の中というもの
は平等に分かれていて何か一つが抜きん出続けることは無く、全ては平等
に現れるということが分かる。あたかも箱に白黒ボールが同数入れられて
いて、白が出すぎたら白が減って黒が取り出され易くなるというようなこ
とが、世の中の全てにおいてどんな場合でも等しく生じるということだ。
分かるだろうか?この世界はどんな状態であっても完璧であり、全てはト
ータルで見たら平等である。
現代社会は自然界や人間を極端に低く見積もっているように思う。弱いか
ら全ての面に対して、人が面倒見て何とかしなければならないと考えてい
る、そういう前提で社会が運行されている。しかし、私の考えでは自然も
人も相当力強い。このような人たちの住む社会は、力強さが前面に滲み出
た、今ある社会と全く違う様子の社会であろう。