宇宙が始まったのはおよそ138.2億年前といわれています。
ビッグバンという大爆発によって、目に見えない極小の一点
の膨張の結果が今の宇宙であり、現在も膨張し続けており、
やがて膨張から収縮に転ずるという意見がありましたが、直
近の観測の結果によれば永遠に膨張し続けるという発表もあ
ります。

このビッグバン説によれば、宇宙の全てのもの、つまり宇宙
の始まりから現在に至るまでの、目に見える見えないを問わ
ず、全てを集めると元の一点に戻るということが容易に想像
できます。
つまり、宇宙の星々、宇宙の空間、光、音、匂い、熱、煙、
自然界、人間、動物、植物、出来事、等々、霊界があるなら
ばそれも含めて、時間の流れの中に存在した全ては、その一
点から分かれ出たものです。
この考えに従えば、宇宙に間違いや悪はないことになります。
全ては一つが分かれた結果であり、全てが有って然るべきも
の(善)だからです。どれも欠かすことが出来ません。

私たちは世の中には間違いが有り、自分は正しく(善)、相
手は間違っている(悪)と、自分の意に沿わないものに対し
て兎角思いがちです。
戦争も殺人も善であると申し上げているわけですから中々受
け入れられないことでしょうが、そう考えないと一つが分か
れて宇宙が誕生したという説は成立しません。
世の中で生じたことは、どんなことでもいつの時代において
も全て正しかったし、今もそうであり、将来もそうです。
私もあなたも、意見が違い殴り合いのけんかをしようとも、
双方とも正しいのです。宇宙に間違いは存在しません。

一方、宇宙には平等の法則というものが有るかのように平等
です。従って一方が偏って無限に現れ続けるということはあ
りません。大局的には必ず均等になります。一つが分かれた
ので均等になるのでしょう。
均等になるということは宇宙には方向性があるということで
す。真っ直ぐな方向性があるから、均等に分かれたものが均
等になるのです。宇宙は野放図ではなく方向性を持って秩序
だっていると言えます。

因果応報と言う言葉があります。悪行にはいつかそのツケを
払わされるというようなイメージがあるかもしれませんが、
善いことも悪いこともその埋め合わせがあるというような意
味です。
この現象は、全ては均等であるということから必然的に生じ
て来るもので、よく言われるような仏様や閻魔様などの特定
の存在が審判して決めているということではありません。行
いの結果、必然性を持って事象が現れているということです。

多分私たちは見方を変える必要があります。善と悪があると
いう考え方から、全ては善であるので私たちが思う善らしい
善にしようという考え方に…。