かつて巨人の星という漫画があってテレビアニメも作られた。
主人公の星飛雄馬の幼少時代から読売巨人軍の投手になって活
躍するまでの物語で、無理な投球フォームによる腕の酷使が祟
って、利き腕の腱を切って投手生命が絶たれてしまうというと
ころで終わる。当時の子供たちは夢中になってテレビアニメを
見ていたものだ。

あまりの人気ぶりに何年も経ってから巨人の星Ⅱという続編が
作られた。星飛雄馬が戻ってきたという嬉しさがあったが内容
は無理筋でつまらなかった。星飛雄馬は左投げだったが生来は
右利きで、父親の一徹に矯正されて左投げになったという理屈
だった。今度は生来の右投げで活躍するというストーリーであ
る。作中の“大どんでん返し”という言葉は流行ったが、肝心の

漫画はパッとしなかった。

人間は本当は強いんだと言ったら大どんでん返しであろう、弱
々しいのが人間であるという風潮の現代では。

病は自分で治っているのか医療によるのか時折考えていた。
そして大方自分で治っているという結論に行き着いた、大いな

る願望を含めてのことだ。
しかしそうであれば今の日本の置かれた状況を解決できること

になる。それどころかやがて訪れることになろう地球外移住時

代の到来に大いに役立つ。大どんでん返しという言葉は私に希

望を与えてくれている。