いかにして実現するか?という問いに対する答えを端的に言うと、
“石の上にも3年座れば温まる”という諺通りということになる。
絵画や彫刻を想像すれば分かり易い。
アイデアに対する一筆一筆、一刀一刀の積み重ねの結果が絵画で
あり彫刻である。
このことを目標と目標に向かうチャレンジの一つ一つ、あるいは
中心と中心の周りのバラツキと置き換えてみたのが正規分布夢想
である。存在は正規分布の形をしているというのはこのことを指
した表現である。目標に向かってひたすら取り組むことによって、
物事は自然と成るものなのだ。
では同じ目標に向かう2つがある場合はどうなのだろう?おそら
く、より熱心に取り組んだ方が有利となる。
人が住まなくなった家は朽ち果てて、やがて草木に覆われて自然
に戻る。人の熱心さが消失した時、自然の働きが有利となるから
だ。自然は常に同様に働き続け留まることは無い。
さてこの考えを応用して一つ未来を予想してみようと思う。身近
な政治的マターを例にしよう。
日本の領土である尖閣諸島周辺を中国海軍が執拗にうろついてい
る。最近ではブイなるものまで設置していると聞く。
中国軍が太平洋に出るためには台湾や日本の領海を通らなければ
ならない。現状では自由な航海が不可能なのだ。
ここに穴をあけようとする試みが、尖閣周辺をめぐる執拗なまで
の行為なのだろうと推察する。船は空から見えてしまうので潜水
艦の行路確保が主たる目的か。
この行為に対する日本政府の態度は緩く、海上保安庁の現場の職
員は限られた装備で大変苦労して警備についている。
このまま明確な態度を取らなければやがて実効支配されることに
なるだろう。これは物事の成り立ち方から予想される結果である。
日本政府の尖閣に対する熱心さは中国のそれにはるかに劣ってい
る。では日本政府はどのように振舞うべきなのだろうか?
物事は明確な目的と、目的に対する弛まぬチャレンジによって自
ずと成立する。従って曖昧にせず厳格に態度を示し、物申して行
為を止めさせなければならない。正規分布を完成させてはならな
いのだ。
何れにせよどんな結果になろうとこの世界に間違いはない。全て
が正しいのである。平等の法則(確率)による修正が入ることは
あるが天罰というものはない。だが我々人間には指向性を持った
良心が備わっている。自然界には方向性があるということだ。
間違いはないとはいえ、指向性に沿った方が回り道せずに済むと
いうものではないだろうか。正しいと思う事を的確にコツコツと
行い、結果は天に委ねるべきだろう。