負荷のかけ方 | 【三原】智学館 代表兼「親のあり方セミナー」主宰平岡智彰

【三原】智学館 代表兼「親のあり方セミナー」主宰平岡智彰

2010年5月、土日限定の個別指導塾を自宅マンションを使って開校。週3回、4回と増え、2011年4月より週6回指導となりました。毎回の授業後の電話報告で「授業回数と同じ回数のお母様との会話」をさせていただいています。「生徒と親と塾」の三位一体指導がモットーです!

こんにちは!智学館です!

 

それにしても昨日はよく降りましたね。

 

広島県は大雨警報が発令されました。

 

今日は降っていませんが、また明後日から大雨とのことです。

 

なんだか梅雨らしいとは思いますが、被害等が出ないことを祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

では本題に入りますね。

 

スポーツの世界でも勉強においても「負荷」が常に必要だと思います。

 

たとえば「セカイのKUMON」さんは、生徒それぞれに負荷をかけて勉強を進めさせています。

 

どんどん進む生徒は小6で中3の内容をやっていたり、そうでない生徒は自分の学年相応の内容をやります。

 

まさしく「個」に対応させた負荷のかけ方と言えるでしょう。

 

 

 

ところが、一斉指導の塾や学校という教育現場ではどうしても「個」に対応することが難しいと思います。

 

だから平均的な負荷をかけることになります。

 

定期試験で450点以上取れる子どもにも、100点ぐらいの子どもにも、280点から350点くらいの負荷をかけているのではないかと思います。

 

そうすると、450点以上の子どもにとっては「軽い!軽い!」となります。

 

プロ野球選手に小学生が投げたボールを打たせるようなものですからね。

 

一方、100点くらいの子どもにとっては「無理!無理!」となります。

 

逆に小学生に150キロのボールを打たせるようなものですからね。

 

ですから、負荷をかけるにはきちんと「個」のレベルに合わせる必要があるんです。

 

さらに注意することは、手が届きそうな高さのハードルを設定することです。

 

あまりにも高いハードルだと、やる前からあきらめがちになってしまうからです。

 

 

 

これらのことをふまえて、家庭でも同じように親は子どもに合わせた負荷を考えてあげる必要があります。

 

世間や常識なんて関係なく、周りが20まで進んでいるからといって、まだ3までしか進んでいない子どもに20を要求することは意味ないし、子どももやる気が出ません。

 

子どもの一番の理解者は親であり、子どもにとって親は一番の味方でなければいけません。

 

だから、親は周りの物差しに合わせるのではなく、子ども自身に合わせる必要があるんです。

 

今が3ならまずは4や5を目指すというように、少し上のハードルを設定しクリアさせていくのが親の務めです。

 

そして、一度かけた負荷を軽くしすぎることは子どもに楽を覚えさせることになるので、どうしてもっていうときは別の種類の負荷を同時にかけるとかの工夫をしてほしいと思います。