マリネラコンクール②”Minero Peru”からの戴冠式&忘れ物には気を付けましょう | Para Gran Chimu !南米ペルー舞踊・マリネラのブログ

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ペルーの国民舞踊であるマリネーラ・ノルテーニャの事
日常の出来事、ペルーの紹介など、気ままに書いています。

東京の江古田で教室を主催しています。
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次なるコンクールに向けてパレハ(ペア)探しが始まった。
前回踊ったウィルデルは忙しくてコンクールに出られないそう。
 
あちこちに連絡して、行ったアカデミーで紹介してもらったパレハと踊ることになった。
 

当日、化粧と髪型を整えてタクシーで会場に向かった。

そして、会場が近くなったとき、アンダースカートを忘れたことに気が付いた!

 

思わず

「ひっー!」と声をあげてしまった。

 

タクシーの運転手さんが、「どうかしたの?」と聞いてきた。

 

私「申し訳ないけど、乗ったところに戻れますか?」

運転手「え?!もう、そこが目的地だよ」

私「でも、アンダースカート忘れちゃったの!」

運転手「あー、ちゃんと確認しなきゃ。まあ、戻ってあげるよ。運賃は3倍だよ。」

私「もちろんです!お願いします!」

 

で、Uターンして、来た道を戻った。

準備の大切さを説教されながら…

 

一回家に帰って、アンダースカートをカバンに詰め、もう一度忘れ物を確認してタクシーに戻った。

しかし、持ち金がなくなってしまったので、途中両替所にも寄ってもらった。

運転手さんは込んでいて、なかなか戻らない私を不安な顔をして待っていてくれた。

そりゃぁ、そのまま逃げられるのではないかと心配だったことでしょう。

大丈夫です、そんなことしませんっ!

 

再びの往路は先ほどより急いでくれたのか

思ったより早くコンクール会場に着いた。

 

始めに家に戻る時点でパレハには電話して、

遅くなる旨を伝えていた。

 

でも、まだいなかった。

私よりだーいぶん遅く来た。

 

始めにそのまま着いていれば、ちょうど約束した時間になるはずだった。

私より遠いところに住んでいるのだけれど、電話した時点ではまだ家だったのではないだろうか。

初めから遅刻の時間、そして、もっと遅れる。

 

うーんさすがだ。

 

待つ間に申し込みをすませ、また待つ。

しかし、遅れると最初に言ったのは私。

それに合わせただけとも言える....


結局、コンクールも進行が(かなり)遅れていて、

ちょうどいい感じの時間に来た。

 

もし、忘れ物しないで順調にきていたら、ものすごーーーーく待つ羽目になっていた。

 

結果、オーライ!

焦って損した気分。

 

でも、やっぱり遅れるのではないかを焦るのは嫌なので、

私は私の時間で行って、待ったほうがずーーーといいといつも思う。

 

しかし、忘れ物は心臓にも財布にも悪いので、本当に気を付けましょう。

 

 

コンクールは、始まるのは遅かったけど、サクサクと進んだ。
 
結果は3位入賞!
ありがとう!

 

 

思ったよりずっと早く終わって帰途へ。

送ってもらっている車の中で、パレハは戴冠式に行くという!

 

よくよく聞いたら、私も誘われたけどコンクールがあるからと断った戴冠式のことだった。

 

誘ってくれた友人(Pさん)に連絡しても電話にでないけど、

行っても大丈夫じゃない?と一緒に行くことになった。

 

そして、Pさんが入場チケットを持っているというので、入り口の外でずーっと待った。

何人も知り合いが来ては中へ入っていく。

 

もう一人、同じように待っている人がいた。

公開練習会で知り合った人だった。

 その人もPさんを待っていた。


Pさんは電話しても全然でない。

かなり長時間待って、もう誰も入り口にはいなくなってからもかなり時間が経った。

仕方がないので、普通にチケットを買って入った。

 

ならばもっと早くに入っちゃえばいいのにと思うのだが、

そこらへんはみんな妙に義理堅い。

 

中には初めから両方行くつもりだったのだろう、コンクール会場で見た顔が何人かいた。

ばっちり着替えてドレスだ。

私は行くつもりではなかったから普段着のセーターにGパン。

恥ずかしいけど、別にいいじゃんという雰囲気。

こういうところが、人のことは気にしないペルーの気楽さ。

日本では絶対無理だけど、

ペルーなら、「ま、しょうがないよね。来る予定じゃなかったし」と思える。

もっとも、皆さんは初めからコンクールの終わり時間なんか気にしないで行くつもりってところが、

自分はまだまだ修行が足りないと思う。

 

で、あんなに外で待っていて遅れたはずだが、

戴冠式の進行も、料理の出方もタイムリーだった。

 

ピスコサワーで乾杯して。

 

コンクールの女王と王様の踊りを見て。

 

自分たちも踊って、帰ってきました。

 




外でずっと待っていた三人。

 
後日、来なかった彼女と連絡が取れた。
家族の用事ができて来られなかったらしい。
私たちはそれを聞いて心配してたけど、事故や病気ではなくてよかった。家族の用なら仕方がないねと思った。
 
パレハは彼女から、「私は行かないって言ったのよ」といわれたらしい。
でも、「コンクール早く終わって、せっかくだし一緒に行った」って答えたと笑いながら言われた。
 

結局、誰も嫌な思いはしていなくて、
(長時間待っても、楽しくお話していたから問題なし)
”色々あったけど楽しかったね”と笑って終わる。
 
日本的にはダメだし、進歩がないかもしれないけど、
ペルーの好きだなところだ。
 


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