手帳とハーティー割引 | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

身近すぎて、なかなか気づかない・・・という経験はないでしょうか?

去年、秋だっと記憶しているのですが、叔母の難聴が進みました。
もともと、若いころに難聴になり、聞こえにくかったのですが、うん十年と聞こえる側の耳だけで頑張ってきました。
しかし、高齢になるとともに、よい方の耳も弱ってきたこともあるのでしょう。
医大の主治医からの薦めと、叔母や周りも限界に来ていたので、補聴器を作りました。

叔母が補聴器を作るにあたって、主治医の先生から「障がい者」の申請対象になるので、居住している市役所で書類をもらってきて申請した方がよいと教えてくださいました。
助成金や補助金というのは、だいたいは「申請主義」なので、自分から手続きをしに行かないと手当などが出ないことが多いです。

補聴器の価格もピンからキリまであると思いますが、それなりのお値段がします。
結果的に補助が出て、大変、助かった・・・と言っていました。

さて。それから、恐らく3か月以上たっています。
「4級の手帳をもらった」と話していたのですが、
「耳だけだから、色んな補助が出るわけではないから手帳は大事に閉まっておくわ~」
と・・・。
近鉄電車が4級では割引にはならない・・・ということだけは調べたのですが、正直、
「あちこち体は悪いけど障がい者と認定されたのは耳だけだから、そんなに手当が出るわけないわな~」
とそのまま鵜呑みにしていました

つい最近、お風呂に入りながら、「もしかして?」と。
携帯電話の割引制度に気づきました。
たまたま知人が1級障がい者で、かなり何年も前から割引制度を利用していたのを思い出したからです。

風呂から上がって、さっそくドコモのホームページへ。
ドコモでは「ハーティー割引」というそうです。
その後、お店に伺うと「障がい者手帳」の交付を受けていれば、等級には関係なく割引が適用になるようです(料金体系によって違うようですが)
昨年あたりから、特定疾患などの方にも割引制度を拡大したようでした。

携帯だけでなく、他にもちょっと調べた方がいいな~と思うことも出てきました。

叔母のように、高齢になったがゆえに症状が進んで、「障がい者」となる場合もあります。
後見人になった場合、本人の財産管理や身上監護が主な役割となるので、もし被後見人が「障がい者」になった場合は、補助や割引などを使えるように手続きしてやる必要があります。
財産を管理しつつ、本人らしく生活できるように、お出かけしやすくしてやるとか、叔母のように人との会話を楽しめるようにしてやるとか・・・。

「やるべきこと」と研修などでは、何度も学んだはずなのに、身内のことには気づかず・・・
の私でした。