今年も一週間と七草粥について | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

1月7日。もう新年も一週間が経ちました
今日は七草粥を食べる日です。

実家でいた頃は、元旦にはお節を食べ、七日の朝は七草粥を頂きました。
奈良市に住む親友によると、今日が始業式のようですが、たしか私が学生の頃も7日には学校が始まっていて、毎朝、パン食の私もこの日は七草粥を食べて出かけたのが印象に残っています。
(あまり、お粥が好きではないので、朝から、お粥か~と思って出かけた記憶が

しかし、結婚して初めての七草粥の日、気づいたのは、新聞といっしょに入ってくるスーパーのチラシからでした。
なんと、「七草」のセットがパックに入って売っているではないですか~
もう10年以上前のことなので、今では、同様のチラシを見ても何とも思わなくなりましたが、その時は衝撃的でした。

実家では、前日までに祖父や叔母が「七草」の用意をしていたからです。
畑や近所の土手、野原で・・・。
七草とは、ご存じの方も多いでしょうが、改めて書くと、
・せり
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・ほとけのざ
・すずな
・すずしろ
です。
そんなもの、家の近くだけで手に入ったのか?とも思いますが、
「なずな」は「ぺんぺん草」、「はこべら」は「はこべ」、「すずな」は「かぶ」、「すずしろ」は大根なので、「かぶ」や「大根」は祖父が作っていたり、近所の人が作っていたりして普段から時給自足の野菜。ぺんぺん草は、よく遊んだし、はこべは、飼っていたセキセイインコのためによく土手に取りに行きました。

そして・・・。叔母はたまに
「七草やけど、ちょっと足らんものあるけど、ええねん!」
と言っていたので、あとのいずれか1品か2品はなかった可能性があります
今は、もしかしたら、公園の片隅に咲いていても「ペンペン草」や「はこべ」が分からない子どもも結構、いるんじゃないでしょうか?
でも、パックで七草揃っているからこそ、どれがなんという草なのか?と学べるかもしれません。

七草粥は、無病息災を願って食べるという習慣が一般的なようですが、うちの祖父が話してくれた「正月に贅沢な物を食べていたから、七草粥で胃を休めるんだ」という意味合いもあるそうです。
今となっては、お節料理の方が和食で、普段より胃が休まるようなメニューじゃないかな~と思う私です。