開業してちょうど約1年。
仕事につながったかどうかは別として、相続・後見関係について相談していただいた方はしっかりした方が多くて、「話がさっぱり分からない」という状況に陥ったことはあまり経験がありません。
一方、無料相談会では、年配で、相談者さん自身が「何から何を話していいか分からない」
という方にも出会うことがよくあります。
相談会の事前案内を見て、準備をしてから来られる方もいらっしゃいますが、通りがかりで相談される方も結構いらっしゃるせいかな~とも思うのですが・・・。
あくまで感覚的なことですが、男性より女性の方が分かりにくい。
「どこが問題で、どうしたいか?あるいはどうなっているか?」というところに辿り着くまでに、長~い装飾部分のお話があります。
先日も、相続財産がどうなっているのかを把握するのに、先輩も私も「???」と時間がかかりました。
先輩の先生が少しずつアドバイスしていくと、さきほどまでの話がまた繰り返され・・・。同じ話が3回転くらいしたとき、
「あ~。そういうことだったのか。結局、相続財産はこれとこれなんだな」
と恐らく先輩と私は同じタイミングあたりで理解できました。
無料相談会で出会って相談してくださった方のおかげか、うちの叔母や義母が歳をとってきたおかげか分かりませんが、最初はワケの分からないような話でも、一通りか二通りくらい話を聞いて、ゆっくり少しずつ、話を分離したりすることによって明快にしていくということに慣れてきました。
年末年始、親御さんの話が「支離滅裂で何を言いたいのか分からない!」とイライラすることもあろうかと思いますが、すぐに怒らないで耳を傾けてやってください。
「装飾部分の話」は重要でなかったり、理解を妨げることもしばしばですが、特に女性は「聞いて欲しい」んです。
きっと、年配でなくても、私も・・・。よく主人に端的に!って怒られますから
