私が小学生だった頃は、「企業」で働いている「お母さん」がいる友達はほとんどいませんでした。
自営業をしているとか、少しパートに出ている「お母さん」はいましたが、田舎だったこともあるのかパートをしているお母さんも少なかった気がします。
うちの母親は、バツイチになり、余儀なく正社員として働いていたので、唯一の休日である日曜日に「誕生日会」をもてなすというのは、たぶん面倒だったと思います。
母はそれでも、「みんなと同じ」「寂しい思いをさせたくない」という思いから、結構なご馳走を作ってくれました。
当時、親が離婚しているという友達も少なかったです。
これは、私が幼稚園から高校までの間にほとんど同じ状況だったと思います。
高校は奈良市にあり、45人学級11クラスという当時の奈良県では定員が一番多い高校の一つだったのですが、親がバツイチだということをあまり聞きませんでした。
「バツイチ」の親を持つ子供は、クラスに1人いるかいないか・・・くらいで、片親だということを聞くと内心、仲間意識があったりしました。
それでも、「離婚」しての片親と「死別」しての片親では、私自身も見方が違っていました
今は、当時とは随分と変わっているのだろうな~と思います。
自営業、正社員、派遣、パート・・・形は違えど、「働くお母さん」が増えたと思います。
そして、離婚も増えたと思います。
厚生労働省の統計によれば、平成23年度の離婚は235394組、私が小学生だった頃の昭和60年の離婚は166640組だったそうです。
昭和60年に比べて、人口も減っているし、婚姻する組数も減っているのに、離婚は多くなっています。
寿命が長くなっているので婚姻期間が長くなって熟年離婚する人も増えたとも考えられますし・・・。
次回につづきます。