うちの叔母は、2年前に胃がんの手術をして、結構、早い時期に美容院に出かけていました。
私自身が、子供のころから胃が弱い方で、たびたび
「気分が悪い~
」となる体質なため、胃を全摘した人は、半年くらい美容院にいけないんじゃないか?と思ったのでびっくりしました。
カットくらいなら行けそうですが、白髪染めの液体の臭いで気分が悪くならないのかな~と想像したからです。
私は、体調の悪いときに美容院に行くと、結構、カラーリングをするときに後悔します。
しかし、叔母にとっては、胃もなくなって、杖もついて、この上、伸びきった髪と黒い毛と白髪のまざら状態で生活していると、まさに「ヨボヨボ」に見られそうだと言って、いつもの美容院に行っていました。
退院のあと、初めて行ったときは、終わるころに美容院の前まで迎えに行きましたが、美容師さんもずいぶん、気を遣いながら施術してくださったそうで、本人は
「さっぱり綺麗になった
」と、こちらが想像するより、なんだか嬉しそうな感じでした。そして、美容師さんと交わした会話の内容を私に話していました。
美容院に行く回数は、世の中、減っているのかもしれません。
でも、年配になってくれば、自分で染めることも難しくなったり、面倒になったりもすると思います。
また、白髪や細くなった髪質を気にしながらも、少しでも美しくありたい、若くありたいという思いは特に女性は強いと思います。
今、若者や現役世代に好まれるような雰囲気の美容院があちこちにありますが、もしかしたら、うちの母や叔母たちが入りやすい、話しやすい美容院が慕われる時代なのかもしれないな~と思ったりしています。