墓石の方は、東大で知り合った方で、奈良でのセミナーにも来てくださいました。
この墓石関係の方・・・私は正直、最初は、その若さとパワーに付いていけない感があり、当時は、まだ少し「後見で利益が出たら・・・」という考えが感じられていたので、距離を置いて接していました。
が・・・ご本人も話ておられるのですが、東大の授業を受け、宮内先生に出会い、
「考えが変わった!」と。
十人十色ですから、後見制度で「儲け」を考えるのも、「非営利」だと考えるのも自由だと思います。
利益を追及するビジネスとして後見業務を請け負ったとしても、それを必要とし、対価を払う人がいるならば、それも有りだと思います。
私も任意後見に関しては、自分のホームページで宣伝していますし、こちらは、「任意」にお客様が選択してくださったら・・・と思います。
しかし、後見制度そのものを見たとき、本当に必要な人に必要な援助をするという意味では、法定後見の方が重要な意味を持ってくると思います。
判断能力が低下したとき、財産の有無にかかわらず、誰しもに後見制度の利用は必要であり、その時代はすでに到来しています。
この先、費用面や人材不足を考えると、市民による支えが必要である・・・というのが東大の教えでもあり、そのために市民後見人になるために学んだ半年でもありました。
墓石関係の人も、私も、「儲け」の気持ちも持っていたのですが、今は、後見に関しては原則的には営利を追求するものではなく、本人のためのもの、と熱く語る自信があります。
いや、その若いパワーで、夜中まで後見について勉強し、「おかしい!」と思うことは、どんどん発言し、一方で、「自分は核家族で、おじいちゃん、おばあちゃんの気持ちがわからないから」と施設に同行したりしている彼の方が、すごいな
と感心するばかりです。今夜は、そんな彼ともう一人の方と、後見や墓石、葬儀のことなどについて熱く語った飲み会でした。明日に続きます。