近鉄電車の車内販売 | ぽちこ~おひとり様が行く~

ぽちこ~おひとり様が行く~

「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

昨日は、用があって三重県津市へ。
難波と津の間は、近鉄特急アーバンライナーに乗ります。
津から戻りのアーバンライナーでは、津から乗ったと思ったら、車内販売が・・・。

幼少のころ、宇陀の榛原から「上本町」の近鉄百貨店に買い物に行くのは、一大イベントでした。
小学校低学年のころ、まだ「大和八木」に近鉄百貨店橿原店がなかったので、クリスマス前になると、叔母と「上本町」の近鉄百貨店に出かけるのが恒例でした。
「大阪の百貨店」に行くと、大好きな本がいっぱい売っていて、オモチャも種類がいっぱいあって、ぬいぐるみも榛原には売っていないものがあって・・・。
洋服も、ちょっと普段はみんなが着ていないような洒落たものがある・・・そんな時代がありました。

当時から胃と自律神経の弱かった私は、行きの電車で「大和高田」を出ると、「布施」まで停まらない当時の急行に、いつも国分のトンネルあたりで気分が悪くなってきて・・・
(当時、五位堂も国分も急行は停止しませんでした)
「あ~長い、あと半分くらいか」と思ったことも何度もあります。

そんな帰りは、上本町から大和八木まで特急に。
その頃、特急に乗ると、まず、温かいおしぼりが配られ、手や顔をふいたかと思うと、社内販売がありました。
その頃は、賢島や名古屋など遠くに行く人はもちろんのこと、私と叔母のような近距離でも「コップ付のお茶」くらいは買った記憶があります。

が・・・昨日、津から鶴橋までノンストップだったのですが、私の乗った6号車は6人程度の乗客
社内販売を6号車は誰も利用していませんでした。
少子化、マイカーでのお出かけ、連休ではなかった・・・など乗客の少なさも去ることながら、社内販売を利用しなくなった理由には、ペットボトルとコンビニの普及があるのでは?と思います。

今は、電車に乗る前に、コンビニがあり、駅構内も充実しており、おにぎりやサンドウィッチなど手軽に買うことができます。
それに、お茶・・・当時はせいぜい、缶のお茶。開封してしまったら「こぼしたらアカン」みたいなところがあって、なんだかコップで蓋をする社内販売のお茶が重宝だったような気が・・・。

近鉄特急が一時、取りやめていた社内販売を復活した・・・と少し前に聞いていましたが、どれくらい効果があるのでしょうか
めちゃめちゃ、コーヒーのいい匂いをさせて販売したら、うちの母なんぞは買ってしまうと思うのですが・・・。
でも、とても懐かしくて、頑張ってほしい気がします。

近鉄は、今、話題は「しまかぜ」です。
一度くらいは、伊勢の海産物を使ったパエリアを食べて、ゆっくり旅してみたい気もしますが、その距離の半分くらいは「実家」への帰省の際に利用することを考えると、旅・・・と思えるか疑問の私です