頑張れ団塊ジュニアとやっぱり貧乏くじ? | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

昨日の続きです。
団塊ジュニアは就職活動時に、「バブル崩壊」後ということだけでなく、平成7年1月17日に起きた阪神淡路大震災によって、その年、短大卒業を迎える人が内定の取り消しをされたり、大学3年生を迎え、就職活動を意識し始めたころ、採用を見送るということが起こりました。

「貧乏くじ」では決してありませんが、震災は企業にとっても、その頃の学生にとっても、「追い風」を受けたと痛感します。
私も内定を取り消された一人です。

おまけに、その頃は、まだ今ほどに女性が定年まで働くという風潮ではありませんでした。
世間一般には、変わりつつありましたが、まだ一般職、事務職の女性は「結婚したら辞めるもの」という雰囲気もありました
ですから、「幼稚園・保育園」の先生の資格を持っていても、今より保育園の数も少なく、せいぜい「パート」でしか就職できない「先生」も親友にいました。

でも、私たちは就職を諦めませんでした。
最後は、金融機関志望を諦め、塾の事務やホテルのウェイトレスも考え、最悪はパートでいいから採用してほしい と必死でした。
友達も結構、そんな感じで、とにかく「学生」は終わってしまうのだから、働かなければ と結局はなんらかの仕事につきました。

私は、幸いにも3月に中小公庫に採用されて4月に入庫できましたが、就職活動をやめていれば、教授と就職課から採用試験の案内を頂かなかったはずです。

日経新聞で、団塊ジュニアの世帯主の平均所得金額が515万だと出ています。
「この10年で40万以上も落ち込んだ」と。

どうなんでしょう・・・あくまで平均ですから一概に言えませんが、世帯主ってことは一人当たりの稼ぎが500万あるのですよねえ・・・。
この10年、世の中はずっとデフレで物価は下がっていますけど
学生の頃、母を車に乗せて買い物に行ったとき、ティッシュ5箱が298円で「安い」と母は買っていました。
そのずいぶんと後ですが、私、結婚してからティッシュ5箱を198円以外で買ったことはありません。
高校のころ、ダイソーも、しまむらもユニクロも身近にありませんでした。
だから、友達と悩んで「高いよね~」と買い物も控えました。

ただ、「貧乏くじ」だと思うのは、給料が年功序列ではなくなり、教育費はとても高くなっているのに、結婚適齢期の頃には今よりもっと「育児休業」の体制が整えられておらず、やむ得ず辞めてしまったのが多いのも私たちの年代だな~と思います。
年金もまったく当てにできない世代です。

でも、なんとか私の周りは乗り切ろうとしています。
自分も、親友も含め、「頑張れ 団塊ジュニア 」と叫びたい。
ああ、そんな団塊ジュニアも、もうすぐ介護保険を納めるお歳を迎えます