「子育ては終わらない 生活費頼るジュニア」という記事が1面に掲載されていました
内容の主役は「団塊ジュニア」とその親の「団塊世代」です。
1970年代生まれの団塊ジュニアは大学卒業とバブル期崩壊後の就職氷河期が重なった「貧乏くじ」を引いた世代・・・と書かれています。
まさに団塊ジュニアの私は、うなずける気もします。
私は74年生まれですが、高校3年生で進路を決めるとき、担任が短大の方が就職が有利だと話していた記憶があります。
しかし、私たちが短大や四年生大学を卒業するころには、あちこちの銀行が事務職の採用を見送り、バブル時には一つの短大で10人以上も一般事務職を採用していた都銀、地銀が、短大でも大学でも採用を見送ったり、がたっと採用人数を減らしました。
それなりの大学を卒業していても、就職がない・・・という時代突入の最初を経験したような気がします。平成の時代に入ってからの「時代」ですが。
「貧乏くじ」といえば、人数がとにかく、多い。
高校入試も大学入試も、確かに、入学者の受け入れ人数も多く、中学、高校は45人学級・・・というのが普通でしたが、極端に定員を増やしてくれたわけではありません。
就職も、同じだけ採用したとしても、やっぱり不利じゃな~い
と、思ったりもしました。日経新聞では、私たち、団塊ジュニアがいまだ就職活動をし、未婚もしくは既婚でも親に経済的に頼っている・・・というような内容。
しかし、ここには、うんうん
と、うなずけなかったりします。私の仲良し6人グループや他の友達。
誰も、そんな人はいません。
子育てをしながらパートに出ている者もいれば、専業主婦で節約して家計のやりくりをしっかりしていたり、未婚で実家にいて「失業中」の時でも自分のお金で国民健康保険料を払っている者もいます。
確かに、実家にお金がない私でも、帰省すると、稀に「するっと関西」(電車カード)5000円分をもらったりはするので、子供の服を買ってもらったり、友達と買い物に行く際に商品券をもらったり、ということはあるでしょうし、実際に聞いたことがあります。
要は、みな、それぞれ、自分で頑張っています。
不平不満はあったとしても、今の生活に精一杯、自分たちでやっている団塊ジュニアも多いはずです。
日経新聞の記事をどう読むか・・・。
2年前に久々に会った未婚の親友が
「いつまでも、あると思うな親と金」
と最近、節に思って貯金を増やしたと話ていました。
団塊ジュニアもですが、親世代もまた、そのことに気づいていない人がいるのではないでしょうか
明日に続きます。