今日は「選べる先生」です。
世の中には「選べる先生」がいます。
母は昨年の秋からずっと、同じ仮称「銀畑ホスピタル」に行っていました
症状は風邪だったので、私の把握しているところでは10月頃から薬をもらっていたようです。
同居している叔母が
「智恵(私)と海外旅行に行くのだから、その風邪、しっかり治さないと
」と話していたようで、それから少し良くなっては、悪化し・・・を繰り返し、銀畑先生を信頼して仕事帰りに寄っていたようです。が、年末になっても治らず、ドラッグストアーで買ってきた風邪薬を飲んでみたり、銀畑先生に薬の種類を変更してもらったりしても一向に咳が良くならず、最近は叔母も約15年前に発症した乳がんから、もしや肺がんに出たのでは?と心配で寝れなかったと・・・。
私も、主人も、叔母も「ギャーギャー」言って、ようやく昨日、私の主治医である仮称「笹海クリニック」に
私が前回、笹海先生を受診した際に伺ったのですが「風邪の症状」は3週間たっても治らなければ、基本的に風邪以外の病気を疑わなければならないそうです。
笹海先生もその段階で、「気管支喘息」「肺炎」「百日咳」などあらゆる別の病気を疑って検査をするらしく、一度、違う病院に行った方がよいと勧められました。
それでも、母は、しばらく行かず、いよいよ昨日、自ら行ったそうです。
なんと半年ほどの「風邪?」の間、一度も血液検査やレントゲンを撮影しなかったそうで、笹海クリニックで
・血液検査(ガン履歴もあるので腫瘍マーカー、橋本病の疑いも持っているので甲状腺検査も)
・胸部レントゲン
を取り敢えずしたそうです。
で、なんと肺に「結構、はっきりとした動脈瘤」が写っていたそうです。
私が調べたところでは、動脈瘤と風邪症状は関係がさほどあるような気はしません。
じゃ、風邪の症状はなんなのか、そして、動脈瘤はいつから出来ていたのか
取り敢えず、大きな病院で精密検査をすることになったそうで、風邪症状に対しては、長期間の咳だと吸入をしなきゃいけないとかで薬を頂いて1週間後に検査結果に行くそうです
ここで問題です。
医者は、基本的に患者を選べません。
危険・急迫な病状で「まったくの専門外」なら急患でも受けないのだそうですが、医者は目の前に来た患者を助けるというのが倫理にあるようです。
しかし、患者は「先生」を選べますよね・・・。
「話をよく聞いてくれるから」「先生にずっと診てもらっていて何だか義理もあるし」
・・・こういう人も結構、いると思います。
確かに「話をよく聞いてくれる」ことが一人暮らしの年配の人では「ポイントの高い先生」だったりします。
でも、その話は
体についてよく話を聞いてくれていますか?
時々、検査してくれたりしますか?
症状は改善してきましたか?
私は、大切だった人が「話をよく聞いてくれるかかりつけ医」に通い続けた結果、運ばれた時には手の施しようがない・・・と言われて亡くなったという苦い経験をしています。
明日に続きます。