もともと、月に一度通院している大和八木にある「かかりつけ医」の予約日で、それに合わせて時間前に宇陀市に寄ったのです。
宇陀市の玄関口である「近鉄榛原」駅に着いて改札を出ようとすると、実家の叔母が
どうやら、私が上本町から乗った電車に、奈良医大に予約日だった叔母が同じ電車に大和八木から乗って、帰ってきたらしい
うしろから肩を叩いたら、
「あ。今日は、医者やろ?あ、悪いけどバスの時間があるから、帰るわ。寒いから気をつけや~」
とあっさり、これだけの会話で終わってしまいました
1時間に1本もないバスに、叔母は恐らく大和八木で電車を調整して、帰ってきたのですから、私としゃべっている暇はない
普段は月に一度も帰らない私が、セミナー準備のために街に行き、偶然、会ってもこんな感じです。
まあ、今月は先週に会いましたけど・・・。
私は、セミナー会場へチラシ配置のお願いと、宇陀市高齢福祉課に「市の後見制度利用の実態」を教えてもらうために、来たわけで、医者の予約時間には戻らなければならず、実家に寄っている時間はない・・・。
こんな私が、後見制度を語っていいのか?とちょっと自分に問いたくなりながら、宇陀市高齢福祉課に。
突然に伺ったにも関わらず、男性の方と女性の方が、とても丁寧に実態などを教えてくださいました。
また、「田舎ならでは」の良さも教えてくれ、セミナーではそのことも、伝えることにしようと思いました。
「電気がね、消え続けていたら、ご近所さんが市役所に電話してくれるんです。田舎ならではの良さもありますよ」と。
そういえば、叔母は出かけて遅くなるときは
「電気をつけて行かないと、近所が心配するから」
と玄関に近いところの蛍光灯をつけていくことがあります。
心配してくれるご近所さんと、心配をかけてはいけないと心配りをするご近所さん。
宇陀市ならではの、後見の活用や見守り体制が確立できたらいいなと思うと同時に、ろくに会話もせずに互いに別れた叔母は、それなりにやっているのかな・・・と少し、複雑な気分が晴れて榛原を後にしました