今週末には、行政書士試験が行われます。
ここまで来ると、限られた時間で、「あれもこれも・・・」となってしまい、結局、何もかも中途半端な状態で試験会場に行ってしまう・・・という人もいるのではないかと思います。
「中途半端」・・・この思いを持ちながら、試験会場に行ってしまうのは、結構、最悪です。
宅建にしろ、行政書士の試験にしろ、他の試験にしろ、学校の期末考査でさえ、
「一応は、自分の中でできることはやった」と思って試験に挑むのと、
「あ~あれをやっておけば、良かったな。今回は、無理だな~」
「あそこは絶対に出てほしくない」
という思いで挑むのは、大きな違いで、後者ではもう試験を受けに行く前から、負けていると思います。
私は、行政法が苦手で、最後までこの科目に悩まされました。
行政法が苦手というのは、配点の割合が一番、多いのですから致命的です。
「行政法で落ちるかもしれない」
この不安は、最後まで付きまといました。
でも、この不安を解消するのは、自分しかありません。
私は要領よく勉強する方ではないので、何かの試験においては、いつも「もう少し、早めにやっておきゃよかった」という気持ちで当日を迎えることが多いタイプです。
しかし、受かりたいなら勉強しなければなりません。なにせ、勉強したって、受かるかどうか分からないのが試験です。
直前まで、私は行政法のテキストを読み込むことに徹しました。
今まで解いた問題も行政法だけは、もう一度、回すことにしました。
間違えた問題は、付箋をつけて繰り返し見て、丸暗記です。
行政書士試験前は、仕事に行っていましたが、通勤時間、昼休み、帰宅して家事をして、旦那が帰宅して団らんの時間をきちんと持ったあとに、寝るまでにあと1時間、2時間・・・とできるだけ時間を捻出して行政法のテキストを読みました。
今も私の本棚に存在していますがボロボロです。
試験当日は、「行政法」はとりあえずやった
と思って試験場に行きました。
逆に民法とか不安でしたけど、行政法をやっていなかったら、もっと不安でした、私には。
合格して思うことですが、合格者の方は、かなり勉強されているということを感じます。
司法試験や、司法書士試験などからの転向組も存在し、専業受験生にとっては、
「やってられない!」という気分にもなると思います。
でも、その人たちも「勉強をした」結果なのです。そして、合格後は、その人たちと同じ土台で勝負しなければならない戦いが、また始まります。
考えを変えれば、司法試験や司法書士試験の勉強をしなくても、同じ仕事ができるということです。
経営は、テキストには載っていない。試験勉強より難しいと痛感します。
最後、悔いのないように受験生の人は頑張ってほしいと思います。