トキエア【仙台~新潟線】に乗ってみた② | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

仙台を拠点として、色々な鉄道に乗っていきます。
他にも船や飛行機、レンタカーと活動範囲を拡大中です。
最近はホテルのレビューにも挑戦中です。

 

前回の続き。

 

  トキエアの使用機材は?

トキエアが使用する飛行機はATR72-600と呼ばれるターボプロップ機、全長27.17m、座席数72席の仕様となっています。

 

フランスとイタリアの航空機メーカーであるATRは2016年の天草エアラインが日本で初めて採用し、他にもJALグループの日本エアコミューターや北海道エアシステムでも運行されています。
あたかも新しい機材のように見えるATRですが、ATR42の初飛行は1984年、ストレッチ型のATR72が1988年、何度もアップデートを重ねてきた実績のある機材です。



DHC-8-Q400(ANA)

CRJ700(IBEX)

日本では国産旅客機YS-11の後継として1990年代に採用されたのがDHC-8-Qシリーズやサーブ340、小型ジェット機CRJだったのでなかなかATRが入る余地が無かったように思います。


他の機体と異なるのが前方部分は貨物室となっているため、搭乗口が後方にあります。
プロペラ機らしく高翼機なので、翼付近からも外の景色を見ることができます。

今まで乗った機体の中で一番小さいものでしたが、小型機には乗り慣れているのもあって、飛行中は特段揺れるといった感じはありませんでした。

 

 

豆知識

ATR42/72にはAPU(補助動力装置)がありません。
通常、飛行機はエンジンを停止させてしまうと機内の電力を作れなくなってしまうため、APUを起動させて電力を作り出すか地上から電源を供給する必要があります。

A350-900の尾部

APUは飛行機の尾部にありますが、ATRでは右側の第2エンジンをプロペラを回すことなく、電力を作り出すホテルモードを有しています。

出発前には機体右側からエンジン音がするのにプロペラが回っていないのは外部電源が外され、一時的にホテルモードになっているものと考えられます。

 

 

補足

新潟空港でも仙台空港でもトキエアは空港の建物から離れた場所に駐機します。

また、飛行機には側面か後ろから近づいていくので前から写真を撮ることが難しいです。

 

なお、新潟空港で写真を撮ろうかと思ったのですが有料だったのでやめました。

 

次回へ続く。