2021年に会津若松~喜多方間で電化設備が撤去されることが発表されました。
どうやら2024年7月から順次設備が撤去されているらしく、喜多方駅に架線があるのも貴重な写真になるのかもしれません。
磐越西線は郡山(福島県)~新津(新潟県)までを結ぶ路線ですが、どちらも基本的に会津若松で系統が分離しています。
系統分離の大きな理由としては電化の有無以外にも会津若松駅がスイッチバック駅であることから必ず方向転換が必要となる点です。
つまり直通列車だとしても乗務員の移動のために数分の停車時間を必要とします。
現在、会津若松~喜多方間を運行する列車は全て気動車化されています。
設備を撤去するとなるとネガティブなイメージが付き纏いますが、気動車しか来なくなるからと言って、車両は古くなるどころか、丁度更新時期にも重なっていることから新しくなっているのでサービスそのものは落ちていません。
先ほど言ったようにかつて喜多方から郡山へ直通していた定期列車も会津若松で長めの停車時間を要していたので速達性もほぼ落ちていません。
臨時列車であるSATONOや会津鉄道も喜多方までそのまま乗り入れているので、一部では喜多方が遠くなるという誤った認識もあるようです。