東北新幹線は東京駅を起点として運転されています。
ところが、はやぶさ388号は臨時列車とは言え、異例の『上野』行です。
また停車駅も変則的で新青森を発車すると
八戸、盛岡、北上、古川、仙台、大宮、上野
となります。
盛岡〜仙台間は開業当時の新幹線駅に停車するパターンもたまにあるのですが、一ノ関は停まらないというのもちょっと変則的です。
なぜ上野行というのが設定されているのかと言うと東京駅のホームが4本しかなく、既に定期列車がいっぱいのため、入線する余裕が無いのがその理由となります。
東京駅に到着した新幹線は多くがすぐに折り返すというダイヤを組んでいますが、一部は回送で別の場所へ引き上げるものもあります。
その場合、引き上げる候補として、田端(東京新幹線車両センター)が第一候補となり、余裕がある時間帯であれば、上野で清掃していることもあります。
上野止まりにするとそのまま清掃することもできるし、田端へ引き上げるにしても上野〜大宮間にあるので移動しやすいというメリットもあります。
ただし、上野駅の新幹線ホームは地下深いところにあるので在来線へ乗り換えるにしてもちょっと不便かもしれません。
上野行新幹線は臨時列車に加えて、東京まで購入する人には表示すらもされないので空席の可能性が高く、数こそは少ないですが、かなり狙い目です。