小さな旅ホリデーパスの使い方/モデルコースについて | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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最近はホテルのレビューにも挑戦中です。

 

  小さな旅ホリデーパスとは

 

小さな旅ホリデーパスはJR東日本にて発売されているフリーきっぷです。


フリーエリア内の在来線が1日乗り放題となり、

価格は大人2,720円、子供1,350円となります。

 

その特徴や乗れる列車、エリア内の主要な観光地を仙台を発着としたモデルコースを考えていきたいと思います。

 

 

  小さな旅ホリデーパスの特徴

 

当日購入が可能

駅へ余裕を持って行けば、当日でもきっぷを購入できます。

買い忘れる心配がありません。

 

フリーエリアは北は平泉(岩手県)、南は新白河(福島県)まで

乗車できる路線は以下の通りです。

  • 東北本線(平泉~新白河)
  • 仙山線
  • 仙石線
  • 仙石東北ライン
  • 石巻線
  • 気仙沼線/気仙沼線BRT
  • 陸羽東線
  • 奥羽本線
  • 左沢線
  • 米坂線(米沢~今泉)
  • 常磐線(岩沼~山下)
  • 磐越東線(郡山~小野新町)
  • 磐越西線(郡山~喜多方)
  • 只見線(会津若松~只見)

 

指定席のある快速列車にも乗れる

このエリア内では全車指定席の快速列車も運行されており、指定券を購入すれば乗ることが乗ることが出来ます。

 

 

特急券を購入すれば、山形新幹線にも乗れる

福島~新庄間の山形新幹線も利用することが出来ます。

新幹線という愛称が使われていますが、実質的にはこの区間の特急が乗れると思えば良いでしょう。

 

 

東北新幹線には乗ることが出来ない

このきっぷ最大の注意点は特急券を購入しても一ノ関~仙台~郡山間の東北新幹線は乗ることが出来ないことです。

 

 

 

  仙台を発着としたモデルコース

 

このきっぷを使った乗り鉄を何度かやっているのですが、全て同じルートで回っています

仙台を出発し、東北本線+陸羽東線で新庄へ向かい、山形新幹線で福島へ、そこから仙台へ戻ってくるという一周ルートです。

 

このルートであれば、1か所であれば数時間滞在も可能なくらいの休憩時間を作ることが出来ます。

 

この中でのオススメは米沢でしょうか。

食では米沢牛が有名で、お手軽なものならばコロッケでも食べられます。

 

観光地としては上杉謙信を祀った上杉神社などがあるなど歴史のある街です。

ただし、奥羽線は普通列車が少ないため、山形新幹線を使わないといけない場面も多く、出費が増えます。

 

大人2,720円となると片道1,400円以上が掛かる場所で、なおかつ1日フリーきっぷとなるとあまりにも場所が遠すぎると現地での観光時間が無くなります。

 

例えば、仙台から会津若松までは乗車券だけでも片道3,410円が掛かりますが、全て在来線で向かうとなると片道4時間以上は掛かってしまうので選択肢から外れます。

 

もう1つのオススメは鳴子です。

乗車券は片道で1,690円、普通列車だと小牛田で乗換が必要になりますが、2時間ほどで到着します。

鳴子は温泉が有名で、駅前にはたくさんの温泉宿があります。

他にも川渡温泉や中山平温泉などフリーきっぷの効力を活用して足を伸ばすことも可能です。

 

鳴子温泉に行く場合は快速湯けむり号を活用するのが良いです。

全車指定なので530円の追加料金が発生しますが、乗換無しかつリクライニングシートで鳴子温泉まで行けます。

 

2023年4月から運転を開始したSATONOはこのフリーエリア内での運転が多くなっています。

JR東日本HPより

SATONOは季節に合わせて運用を転々とする列車で、最初の運用は磐越西線だったので、福島エリアを中心に使われる方であれば、このきっぷを有効に使えると思います。

 

 

  小さな旅ホリデーパスはこういった人にオススメ

 

  • 宿泊すると高いので、日帰りで手軽な旅行を楽しみたい
  • 温泉に入ったり歴史に触れたりしてみたい
  • 山形で季節の果物を楽しみたい
  • 紅葉などの四季のイベントを楽しみたい

 

6月になると山形ではさくらんぼ🍒のシーズンを迎え、10月下旬は鳴子峡の紅葉🍁が綺麗なのですが、どちらも交通渋滞が発生することでも有名です。

鉄道であれば、そういった渋滞を避けることが可能ですし、ちょっとした小旅行も楽しめますので、小さな旅ホリデーパスを活用してみてはいかがでしょうか。