JAL SKY MUSEUMへ行ってきました(前編) | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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JAL SKY MUSEUMとは

企業を身近に感じられる工場見学、その中でも常に高い人気を誇るのが日本航空(JAL)の工場見学『JAL SKY MUSEUM』です。

2021年にリニューアルが行われ、展示部分が一新し、より魅力が高まったと聞き、何年も前から行きたかったのですが、ようやく行くことが出来ました。

最寄り駅は東京モノレール羽田空港線の新整備場駅、改札から歩いて5分くらいです。

 

 

 

予約までの道のり

 

 

この工場見学はネットでの完全予約制です。

1ヶ月前の9時半に予約が開放されるのですが、

本当に予約が取れない、本気で取れない

 

 

それでも1週間くらい前になると少しずつ空きが発生するので根気強く、粘り強く、予約ページを見るしかありません。

 

また一度予約のページを開けてから予約の権利は30分間有効という特徴があるので、1ヶ月前の10時頃にもう一回見ると空いてることもありました。

 

今回運良く友人の分も含めて3人分取ることが出来ましたがもう一回同じことをやるのは相当難しいです。

1人分だけなら時間や日にちに贅沢を言わなければ取れそうな感じがします。

ちなみにANAの工場見学は平日限定ですが、JALは土日もやっているのでサラリーマンでも行ける可能性はあります。

 

 

展示部分

入館にあたってはきちんと身分証明書が必要となり、入館証には名前が記載されています。

滑走路風にデザインされた床のスペースにはパイロットやCA、整備士やグランドスタッフなどの仕事の紹介や仕事道具が紹介されています。

 

入館証にあるQRコードを読み取らせることで映像や説明が表示させるのですが、いくつかパターンがあるようで何回かタッチしないと全部見ることはできないなどギミックが凝っています。

仕事紹介はパイロットやCAはもちろんのこと、整備士やグランドスタッフなど様々な空の仕事にスポットが当てられています。

 

1番奥にはボーイング737型機で実際に使用されたコクピットの計器が展示されています。

こういったのは今までも何度か見たことがあるのでそれそのものには新鮮味は無いのですが、きちんと電源が入っているのでかなりリアルです。

 

 

クラシックな機体なので本当にたくさんのスイッチがあるのですがパイロットは全て暗記しているのだから驚きです。

この座席は相当後ろに下げている状態で、実際には奥にあるペダルにパイロットの足が乗って、操縦桿の根本を挟み込むように座るとのことです。

左が機長、右に副操縦士が座るのですが、どちらの席からも全てのスイッチに触れられるような設計になっています。

 

その奥には実際に国際線ビジネスクラス『JAL SKY SUITE』とプレミアムエコノミー『JAL SKY PREMIUM』が設置されています。

ビジネスクラスの方は完全にベッドですし、プレミアムエコノミーは背面が倒れない設計なのでスペースが狭くならない優れものです、実機に乗ってみたい…。

 

展示スペースには歴代CAの制服がずらりと並んでいます。

最も手前にある制服は日本エアシステムの前身となる東亜国内航空のものです。

世相を表すかのようにスカートの丈の長さがまちまちで、最新のものではパンツルックもあります。

景気の良い時代だと心なしか生地やその雰囲気がどこか重厚なもののように感じます。

ちなみに今や当たり前のスカーフを採用したのは昨年亡くなった森英恵さんがデザインした5代目で今見ても美しい女性にワンポイントのアクセントを入れるものだと感じました。

 

歴代の機体模型もずらりと並びます。

 

DC-4からA350まで、プロペラやジェット、双発機もあれば4発機もある、ここも時代の流れがよく分かります。

 

世界で唯一の超音速旅客機『コンコルド』、日本航空でも注文していたため模型が未だに残っています。

騒音問題やオイルショック、アメリカ同時多発テロなど様々な時代の流れには勝てず、消え入った旅客機でもあります。

 

展示スペースをきちんと見るには1時間は必要ですが、説明を聞いたりやらなにやらをやってると実質30分しかないのでぜっんぜん時間が足りないです。

そのくらい興味深い資料は豊富です。

 

短い施設見学が終わると工場見学ですが、後編に続きます。