八戸線 E130系500番台に乗りました。 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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八戸線は青森県の八戸駅から岩手県の久慈駅までを結ぶ全長64.9kmの路線です。

JR線としては最後まで腕木式信号機があったりタブレット閉塞式があったり、キハ40系が運行されていたりレトロな路線でしたが、2017年12月よりキハE130系500番台が営業運転を開始しました。

車両は公募による調達が行われたので、海外メーカーの落札も期待されましたが、結果として新潟や秋田で導入される新型の電気式気動車が導入されないという悲しいことになりました。

 

うみねこをモチーフにしたロゴはありますが、ぱっと見で京浜東北線っぽく見えます。

今まではサボだったので、デジタル表示が新鮮です。

この500番台だと一発で分かる大きな違いは雪をかき分ける大型スカートを装着しているところです。

 

車内は1+2配置のセミクロスシートとなっています。

シートはJR東日本の普通列車でよくある頭の部分がプラスチックになっているイマイチなものなので乗っていると疲れます。

八戸近郊では結構乗降が多いので時間短縮のため、3ドアになっています。

キハ40系ではドア付近にデッキがあり、車内と区切るドアまであったので全ドアが開くしようとなっていましたが、E130系では半自動ボタン式になり、登場初期には車内や駅にドアの使い方のポスターが貼られていました。

また、寒冷地仕様ということで冷気が入りにくくなるようにドア横の仕切り版が大型化されています。

 

全て新型に置き換わったものの現在もキハ40系と同じダイヤを力強いエンジンで軽快に走行しています。

単線なので時間短縮となる余地が少ないと思いますが、遅延した際はある程度回復運転ができるようです。

新しいシステムの車両ではないので、導入初期にほとんど不具合もなく、臨時で大湊線や釜石線へ入線したこともあります。

 

八戸線の車窓からは蕪嶋を見ることが出来ます。

蕪島はこの列車のロゴにも使われているウミネコの繁殖地となっています。

その島の頂上にある蕪島神社は商売繁盛などに御利益があることで有名なのですが2015年に火災により消失し、その後に再建されたものです。

 

JR東日本の路線は東日本大震災で被害を受けた後、そのままバス転換して廃線同然となったものも多いですが、八戸線は真っ先に復旧し、地元の足として利用されています。

ローカル線ですが、しばらく安泰だと思いますので蕪島観光のついでに乗ってみるのも良いでしょう。

蕪島の最寄りである鮫駅(徒歩15分)までは結構本数が多いのでアクセスしやすいと思います。

 

前のキハ40系の記事も合わせてどうぞ。

八戸線のキハ40を乗り納めしました

2020年9月にラストランを迎えたリゾートうみねこ号も記事もこちら。

JR東日本 リゾートうみねこ 乗車記