2016年に86年ぶりの新車として一畑電車に導入された7000系。
ライトの形状が225系にそっくりで、走行機器も225系と同一のものとなっており、JR西日本の子会社である後藤工業が製造しています。
(正確には後藤工業が近鉄車輌に発注して、艤装しています)
ということもあって、走行音は新快速で聞き覚えがある音です。
この車両、見た目は3扉車に見せかけて、実は2扉車です。
中間の扉は開きません。
2両編成で運行されていることが多いですが、単行運用も可能で、ワンマン運行が基本です。
車内はロングとボックスのコンビで、千鳥配置になっています。
肘掛けの形がなんとなく九州っぽく見えますが特に関係はありません。
車内の中程(中間の扉部分)には大きなしまねっこが鎮座しています。
車椅子だけではなく、自転車も置けるスペースになっています。
この電車、製造費の全額が国と沿線自治体の補助金で出来ており、一畑電車の経営の苦しさが伺えるかと思います。
この辺りの事情は三陸鉄道に似ているような気がしました。
出雲大社へ行くときには一畑電車が便利なので、利用するようにしましょう。