JR東日本 E259系に乗りました。 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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  JR東日本 E259系とは

253系の後継車両として、また2代目成田エクスプレスとしてE259系は2009年に運転を開始しました。

 

首都圏から成田空港へのアクセスは低価格なバスだと1000円台の安い設定もありますが、その中でも成田エクスプレスは比較的高級な移動手段の1つなります。

編成は6両、東京~成田空港間は6+6の12両編成で運行されています。

登場当初は成田空港から大宮や高尾、河口湖まで直通で運行していましたが、新宿発着と横浜・大船発着の2系統に整理され、山手線内や神奈川県から成田空港まで直通で行ける特急として高い知名度を誇っています。

 

昔は高くて停車駅が少ない特急としても有名でしたが、最近ではえきねっとチケットレスサービスでの割引も増えたり停車駅も見直されたりしていることから敷居が低くなりつつあります。

 

2024年3月からは定期運用で特急しおさいにも使用されます。

 

  外観

2023年から塗装が変更され、空港特急以外にも充当されることを見越し、E259系という車両を表現するカラーリングへと変わっています。

赤と黒という253系時代のものは引き続き踏襲しており、両先頭車とも貫通型高運転台というJR北海道っぽい構造になっています。

この構造は後に登場するE353系も似たような形状になっています。

 

 

 


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前塗装は全面に『N'EX(成田エクスプレス)』が出ており、さらにロゴは航空機をイメージしているもので空港行の特急だと分かりやすいものになっていました。

 

 

  普通車

座席は2+2配置、シートピッチは1,020mmとなっています。

スーツケースのような荷物を置くことを想定し、やや広めに作られています。

 

黒い座席に赤い差し色と外観とコードは統一されており、支柱は座席中心にあるので足を伸ばすことが出来ます。

座席を回転する時は肘掛け後方のレバーを引くことで回せます。

 

JR東日本の特急普通車としては初めてヘッドレストが装備されました。

外国人を含めて万人受けする設定にしてあるせいか後に登場するE5系などの新幹線シートに比べると位置が少し高いような印象を受けます。

不織布のヘッドカバーは成田エクスプレス専用のデザインです。

 

全席にコンセントを装備しています。

肘掛けに内蔵されているため、手をのばす必要がなく、とても使いやすいです。

 

E259系を参考としてE657系やE353系の車内設備が完成しているせいなのか登場から10年以上が経過していますが、普通席としては当初から完成度が高く、未だに見劣りしないものだと思います。

なお、空港特急らしく2016年と早々にフリーWi-Fiが整備されています。

 

前の253系の普通車は当初、ボックスシート、非リクライニングシートとヨーロッパでよくある配置だったのですが、評判が良くなかったので現代的かつ大幅な改良が加えられたという経緯もあるようです。

気になる点と言えば、座席に手すりを装備していないせいかヘッドの部分を掴む人が多く、赤い部分が黒くなっているところくらいでしょうか。

 

 

  グリーン車

座席は2+2配置、シートピッチは1,160mmとなっています。

本革を使用したシートは適度なホールド感があり、仕上がりは悪くなく、キレイに手入れされていると思います。

しかしながら、2+2というデフレグリーン車は相変わらずで、普通車で十分だと思います。

 

このフットレストバーにレッグレストすらも無いという流れはE259系からです…。

 

座ってみると革も滑りにくくて全然悪くはないんです…特段選ぶ理由も無いだけです。

 

  空港特急らしい設備

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大型の荷物置き場は最近では新幹線でもお馴染みになってきましたが、E259系では当初から車内に設定されており、通路の両側にあります。

盗難防止の観点からダイヤル式のチェーンロックですが、終点でロックが全解除されるような仕組みになっているようです。

 

4か国語が表示できる多機能モニターを設置しています。

なお、車内放送も4か国語対応のようですが、おそらくiPadか何かをマイクに当てて話しているようにも思います。

車端部だけではなく中間部にも複数装備され、外国人にとってはありがたい設備だと思います。