いつも応援いただき、ありがとうございます。
初めましての方のために、治療経過を簡単にご紹介します。
- 2019年2月「すい臓がん・延命治療のみ」の宣告
- 2019年3月~ 抗がん剤手術抗がん剤
- 2020年8月~ 治療完了・経過観察
当ブログでは、 治療と日々の出来事をメモとしてゆる~く綴っています。
また、治療経過の詳細は、別ブログ『チコがん日記』でまとめています。
こんにちは
今日は(少し間が空いてしまいましたが)
大腸内視鏡検査の結果のつづきを書きます。
これまでの話(大腸内視鏡検査(1)~(3))は、以下。
・・・
さて
ところで、お気づきでしょうか?
これまで、大腸内視鏡検査の結果と題して
検査結果を聞くために受診したようすを
エピソード1~3まで、長々と書いてきたわけですが・・・
じつは、まだ
肝心の結果について書いていなかったのです ゴメンね
受診した結果、あまりの予想外の展開と
結果説明を医師から受けられなかったことから
ここまで引っ張ってしまいました
ということで、ここからが、ほんとうの「結果発表」です
大腸内視鏡カメラと組織検査8カ所
ちょっと、おさらい。
6月中旬ころ、ひどい腹痛がつづいたため
(6月末くらいの予定だった)大腸内視鏡カメラと組織検査を
急きょ、はやめて実施していただきました。
その時のことを、以下の記事で書いています。
内視鏡カメラ検査の途中に目が覚めてしまい、もうろうとした中で
U先生と2人の看護師さんが、わたしの腸と必死に格闘している姿を目します。
U先生「お腹のこちら側を押してくださいー!」
看護師さん「はいー!」
U先生「つぎは、こっちを押してーーー!」
看護師さん「は、はいっ!」
「え~なんか大変そうだけど、どうしたのかな?」
その光景に少し驚いていると・・・
その後、先生が強烈な一言を放ちました。
U先生「高齢者のように腸が伸びきっている・・・!」
この先生の一言が・・・
あまりに印象深く残った検査となりました。
え
わたしの腸が伸びきってる・・・?
どういうことだろう?夢なのかな~
zzz
この時、U先生は、わたしの大腸をくまなくチェックしてくれたと同時に
合計8カ所ものエリア※から、生検用の組織を採取してくださっていました。
(※ 回腸、回腸、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の8カ所)
内視鏡カメラと生検の結果
その約一週間後、結果を聞きに
同病院のF先生のもとを訪ねたわけですが・・・
前の投稿で書いたとおり、残念ながら
詳しい検査結果の説明は聞けず。
でも、検査結果のデータをなんとか印刷してもらえたので
気になった点をシェアしたいと思います。
(同じように大腸に不安を抱えている人は参考にしてみてください )
結果には、以下6つのようなことが書かれていました。
- 超高齢者の蠕動が低下している腸のような印象
- 慢性偽性腸閉塞のよう
- 形質細胞やリンパ球などの軽度の慢性炎症細胞浸潤
- 好酸球の軽度の浸潤
- mild ileitis, mild colitis, group1でnon-specficな変化
(翻訳したところ「軽度回腸炎、軽度大腸炎、グループ1で非特異的な変化」)
- いずれも悪性を疑う所見はありません
最初、内視鏡カメラと組織診断の結果の写真をそのまま掲載しましたが
なんと、家族からダメ出しが入り、
「え、この腸の写真を全世界に公開するつもりなの?!」
「あはは、ばかなの?はずかしくないの?!?」
と、強制的にモザイクをかけられ・・
ひどいよー、そんな風に言わなくても(T . T)
まま、そんな内輪事情はさておき
この結果をみて、まずビックリしたのが、結果1番の「超高齢者の腸のような」です。
検査中のU先生の発言「腸が伸びきっている・・・」
わたしは、このことを
鎮痛剤でもうろうとする私の夢かも?って思ったけど
なんと、夢じゃなかったのねー、これ!
結果2番の「慢性偽性腸閉塞」は、調べてみると
「難病情報センター」のページ(下のリンク)に
慢性偽性腸閉塞症Chronic Intestinal Pseudo-obstruction (CIPないしはCIPO)は食道から直腸までの全消化管を罹患対象とし時間的空間的にその罹患部位を変化させながら罹患腸管において蠕動能の著明な低下をきたし
「慢性偽性腸閉塞症は、時間的空間的にその罹患部位を変化させながら罹患腸管において蠕動能の著明な低下」
との説明が載っていました。
同ページによると、症状としては
「慢性的な腹部膨隆、腹痛、便通異常(下痢が多い)、嘔気嘔吐などを繰り返す」
ということなので
たしかに、私がずっと苦しんでいる症状と同じ・・
えー、難病ってことなの??
だとしたら、やだやだやだやだー
・・・
いや、わたしは難病ではない、難病なんかではない
わたしの腸は必ず治る!もうすぐ治るぞっ!
わたしの心の声です
結果3~5番目までは、「軽度の大腸炎」という理解で良さそうです。
ただね、好酸球やリンパ球の浸潤で炎症ということなのですが、
この「好酸球性胃腸炎」もやはり
指定難病として載っているんです
原因→ 免疫反応の異常により、消化管で炎症が起きることが原因
症状→ 食欲不振、嘔吐、腹痛、下痢、血便、体重減少、腹水など
じつは「好酸球性胃腸炎」は、名前は知っていました。
わたしの愛読書、江田証先生の「超一流の腸活術」に載っていたからです。
この本で、江田証先生は
私は他院で「何ともありません」といわれて困って当院を受診した患者の中に「好酸球性胃腸炎」をたくさん診断している(中略)生検をして顕微鏡で見るとはじめて診断できる病気だ
とおっしゃっています。
私の場合は、軽度ということだから大丈夫だと思うけど
消化器専門の医師からちゃんと説明を聞きたい・・な
さて
心配なこともありましたが
嬉しかった結果もありました!
それは
- 結果5番の「グループ1」※ という診断と
- 結果6番の「いずれも悪性を疑う所見はありません」という診断
「グループ1」は、「組織を見る限りがんの心配はなし」という意味のようです。
病理組織検査結果としてGroupは1~5まであり、Group(グループ)1は
正常もしくは非腫瘍性病変であり、組織を見る限りがんの心配はなし
また、「いずれも悪性を疑う所見はありません」という言葉
これが何よりうれしい!
結果は、以上になります。
とね、ここまででお伝えしたとおり
今回の内視鏡検査、U先生 が担当してくださり
組織を生検に回してくださったことで
分かったこと(偽性腸閉塞、好酸球性腸炎、悪性はないなど)
がいくつかありました。
だから、N大学病院(1人の医師 を除いてはねw)を
受診して、結果、良かったと思っています。
問題については、なんとか解決にむけて
(難病ではないことを祈りつつ
良い方向に向かうように )
進んでいきたいと思います。
なんとも長い「大腸内視鏡検査の結果」シリーズになってしまいましたが
これで完結
さいごまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
腸については、また治療がすすんだら
(その前に治療してくれる病院探さなきゃだけど)
お知らせします
ずっと欲しかった風鈴、仲間が増えました
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よかったら、以下もぜひご覧ください。
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