タクシーに乗り行き先を伝えてもらい彼女の肩を抱きしめ手をぎゅっと握ってた・・・その震えが止まるように・・・ずっと・・・
アパートに着き料金を払って彼女の部屋に向かう・・・
「寄っていい?」
「うん・・・でも仕事は?」
「明日オフだから大丈夫」
「ありがと・・・せっかくのオフなのに・・・」
「オフで良かった」
僕らは部屋に入って彼女を座らせて僕はキッチンを借りて温かいココアを入れて彼女の前に置いて
「これ飲んで今日はゆっくり寝て?僕がずっとそばにいるから」
「・・・うん・・・ごめんなさい」
「何で謝るの?」
「だって夜道は危険だって言われてたのに・・・」
「うん・・・もう一人で夜歩いたらダメだよ?」
「うん」
「約束だよ?」
「うん約束・・・」
「何もされなかったの?」
「腕掴まれて・・・鞄で叩いて逃げたから・・・大丈夫」
「どこ?跡残ったりしてない?」
「うん大丈夫だと思う・・・」
そう言って彼女は袖を捲って腕を見せてくれた・・・
「跡ついちゃってる・・・」
「あぁ・・・もう・・・せっかくのサインが・・・」
「え?」
「サインのとこ掴まれたからムカッときて・・・気付いたら鞄で叩いて走ってた・・・」
「・・・」
「ごめんなさい」
そんな事で彼女は申し訳なさそうに俯いてしまうから僕は抱きしめた・・・
「サインなんかよりも大事な物があるでしょ?もっと自分を大事にしてよ・・・じゃなきゃ心配で心配でどうにかなりそうだよ・・・」
「・・・」
「こんなに赤くなってるのにそれよりも僕のサインって・・・もう・・・」
「・・・だって・・・ジュンスの方が大事だもん・・・」
「ばか・・・」
こんな時にそんな事を言うなんて卑怯だよ・・・今日はずっと抱きしめて眠ろうと思ってたのに・・・我慢できなくなるじゃん・・・僕も男だって分かってる?・・・
続く・・・




