「・・・え・・・なんで・・・」
「・・・あ・・・ごめんなさい」
僕は慌てて彼女から離れるて謝ると彼女はきょとんとした顔で呆然としてた・・・
「ごめん・・・なんか勝手に・・・ごめんなさい」
「いえ・・・こちらこそ・・・ありがとう・・・ございます・・・」
「え・・・ぷっ(笑)」
「え・・・」
「面白い人ですね・・・この店の人ですよね?」
「・・あ・・・はい」
「誰のファンですか?」
「・・・ジュ・・・ンス・・・」
「あぁ僕のファンですか?」
「・・・はい」
「あぁなんだ・・・そうでしたか?ありがとうございます」
「いえっ・・・こちらこそっ!ありがとうございます」
「ぷっ(笑)」
また深々と頭を下げる彼女を見て笑ってしまう・・・ミニョンに似てると思ってたけど・・・少し違うような気がしてきた・・・
「あぁそうだ!名前なんていいますか?」
「え・・・えみ・・・」
「えみさん?」
「・・は・・・い」
「どんな字書きますか?ペンありますか?」
僕がそう言うと彼女はポケットに手を突っ込んで油性のペンを出した。
「書くものありますか?」
「え・・・ない・・・」
「おしいなぁ・・・サインしようと思ったんですけど」
「え?・・・サイン?・・・良いんですか??・・・じゃあここに!!」
彼女は腕を出して長袖のシャツを捲って
「お願いします」
「え・・・ここにですか?・・・でも・・・これ消えますか?」
「消えないから・・・ここに・・・」
「本当に良いですか?」
「はい・・・お願いします」
僕は彼女の細い腕にサインをしながら
「どんな字ですか?名前」
「あ・・・ひらがなでいいですよ」
「そうですか?じゃあ・・・えみさんへ・・・っと」
「わぁ~ありがとうございます!一生ここは洗いません!」
「え・・・ははっはははっ・・・ちゃんと洗って下さいね・・・またきちんとしたのに書きますから」
「えぇ~~~~良いんですか???」
「お・・・はい」
「ありがとうございます」
「あ・・・トイレしても良いですか?」
「あ・・・はいどうぞ・・・すみません!ありがとうございました!失礼します」
バタンッ
彼女は慌てて掃除道具も置きっぱなしで出て行ってしまった・・・可笑しな人・・・だけど可愛い人だなぁ・・・一生洗わないって・・・どうなんだろう・・・面白い人・・・
続く・・・




