看護士になったナツキは、製薬会社の営業マンのアキラと出会い、お互い一目惚れに。
アキラは母親が亡くなったレストランにナツキを連れて行く。
そこで、ナツキの入院中の父親に会いたいと言う。
…つまり、プロポーズに等しい言葉ね(^_^;)
父親も母親もなく、家族のいなかったアキラに、ナツキという最愛の人ができたわけだが、アキラには心に引っかかってる事があった。
母の死は、心臓発作ではなく、殺されたのではないかということ。
亡くなった時に一緒いた母親の友人に「心臓の発作で亡くしたよりは、発作の薬を飲んだ為に死んだように見えた」と言われた事が忘れられない。そして、ある男の人の名前を知っているかと聞かれた事を。
もしかしたら、その男に母は殺された？
ある夜、パソコンで仕事中に、なんとなくその男を検索してみる。「シャンソン歌手。今はもう、活動していない。」若い男の顔写真も乗っていた。
数日後、ナツキの父親が亡くなった。
ナツキの父親は、退院してからアキラに会いたいと言っていたので、まだ会っていなかった。
連絡を受け病院の霊安室で、はじめて対面した。
そこには、パソコンで検索した男の名前と、写真の男が横たわっていた。