つい先日、久しぶりに
人から激怒されることがあり
対人関係で嫌な思いをしました。


きっかけはママ友が
クレーマー的なおばさんに
理不尽に怒られていて
それを私がかばってしまったことから。

優しいママ友が一方的に責められて
平謝りしながら涙目になっているのを見て
お節介な私は黙っていられませんでした。


「その言い方は(ママ友)に失礼ではありませんか?彼女も悪気なかったと思いますし、お互いこれから気をつけていきましょうよ。」


私のその一言が
おばさんの逆鱗に触れてしまった。



どうやら、
怒りっぽい性格の人というのは
同等に扱われることが許せないらしい。


“お互い様”は最も禁句。
この人の人生にはおそらく
“おかげさま”という言葉もないのでしょう。


あなたいつからここいるの?
何も分かってませんよね?
私はこういう大学を出てなんちゃら…
私はすごいの!!
私一人の力でここまでやったの!

と最後らへん学歴ちらつかせて
マウント取ってきて、いや論点ズレてね?
と心の中で思いながら黙って聞いてました。


きっとこの人はとにかく
誰かを責めたかったのでしょう。

だから怒りの矢を放つ先は誰だってよくて、
優しいママ友が狙われるよりも
図太い私が身代わりになってよかった
と思いました。




その場は一旦落ちつき、
無事家に帰ってからゆっくり考えてみました。

「変な人に当たっちゃったな。」

これに尽きるのですが、
巻き込み事故とはいえ遭遇してしまったのには
何かしら自分に因果があるはず。。



引き寄せの法則は必ず働く。

嫌な人に出会ってしまったのには
いかなる場合も必ず自分に関連性があります。



この場合よく、
「自分の中に怒りがあったから
それが現実に反映した」
とか
「自分の波動が落ちていたから
嫌な人に出会ってしまった」
など聞いたことがあると思いますが、
あまりピンとこなかったりしますよね。



自分の波動が良くても
嫌な人に遭遇してしまうことはあります。
嫌な人と出会ってしまったからといって
自分を責める必要はありません。



そしてこのおばさんも、
悪い部分だけじゃないと私は思っています。


たまたま私が見た一面が
ヒステリックだったというだけ。


本当は家族には優しいのかもしれないし
いつもはこんなに怒ってないのかもしれない。



この世に真の悪人はいない
これを私は信じて生きています。
ってかそう考えたほうが生きやすいから。



怒りっぽい人の中にあるのは
「焦り」です。


焦りの種があって
それがイライラさせたり
ヒステリックにさせてしまうのです。

負けたくない気持ちが強くて
マウント取ってきたり
常に自分が上だと示すのも、
普段自分の中に焦燥感があるからでしょう。


思い通りにいかないと
小さなことで爆発してしまうのも、
余裕がなくていっぱいいっぱいでいつも
自分がなんとかしなきゃと思ってるから。



「すぐにヒステリックになる人」は、

怒りの表面のコーティングを剥がすと、
その人の正体はただ「焦っている人」なのです



さて、視点を自分に戻し、
自分自身を振り返ってみよう。


最近、焦ってはいなかったか?

「やらなきゃ」「ちゃんとしないと」
で思考がいっぱいになってなかったか?


そう考えて振り返ってみると、
めちゃくちゃ思い当たる節があるんですよね(笑)



自分の中にある「焦り」が
焦っている人を呼んだ。

ただそれだけ。


めっちゃ嫌な人に会ってしまった!
すごく理不尽なこと言われた!と
落ち込んでいる人も

「最近、余裕がなかったのかも。。」
と考えてください。


そして「焦っていた自分」に気づくだけでも
焦りから少し遠ざかっていきますよ。


焦りは、
・人と比べるようになります
・完璧主義になります
・イライラになります


…まさに遭遇したおばさん
そのものになるんですよね。


嫌な人に出会ってしまった時は、
自分の中の必要のない不要な焦り
に気づくチャンスです。


嫌な人が自分の周りに
現れないようにするには、

焦りが出てこないように
常に自分を整えておくことです。


誰かとの縁切りよりも
自分の焦りとの縁切りを。


焦っていると、
本当のあなたの良さ
魅力が伝わらなくなっちゃいますからね。