所沢市のピアノ教室♪ほしだピアノ教室 -325ページ目

演奏動画♪

ちょっと恥ずかしいですが、

プロフィールのところに演奏動画をアップしてみました音符

ピアノ講師としては、何よりの自己紹介です笑顔


大学院入試の後の演奏会での演奏です。


プロコフィエフのソナタ第1番。

ショパンを弾くことが多い私ですが、こういう男性的な曲も好きです。

プロコ独特の不思議な響きと、ハッキリしたコントラストを成しつつ、

後期ロマン派のような美しいメロディーを持った曲です。


入試の緊張から解き放たれて、ただただ伸びやかに弾いた記憶がありますが、

本番のただ一度の演奏だけに、残念なところもあるし、

今となっては、もっとこう弾きたかった!!!と思うところもありますあせる


でも、だからこそ、音楽は楽しいのかな。


同じ曲でも、年月を置いてもう一度弾くと、またちがった見方ができたり。

今の演奏と、10年後の演奏は、絶対にちがうと思います。


だからこそ、今の気持ち、今の考えで弾くことが大事。

今しか出来ない演奏を、いつも大事にしたいですね音符


というわけで、色々と思うところはありますが、

思い切ってアップしてみました。

よかったら、聴いてみてくださいねニコ

修士論文

3連休も今日でおしまいですね。


私は、友達の演奏会を聴きに行ったり、レッスンに行ったり、

ピアノの刺激いっぱいな連休でした音符


さて、タイトルの「修士論文」ですが。

先日、生徒さんに「先生の修士論文が読んでみたい!」と言われ、

久しぶりに論文を出してきて印刷し、差し上げました。


音大の大学院では、修士演奏と修士論文があります。

修士演奏は、自分で60分のプログラムを組み、

基本的に、修士演奏のプログラムに沿った修士論文を書きます。


私は、修士演奏のメインにショパンのソナタ第3番を選び、

修士論文のテーマは「ショパンのピアノ語法」にしました。


ショパンの音楽におけるバッハからの影響、オペラからの影響について、

元々興味を持っていたので、それを中心に組み立てました。


まだあまり研究されていない分野なので、それなりに大変でしたが、

自分の考察を裏付ける文献を調べ、楽曲分析を行った結果、私なりに、


ショパンの音楽には、ピアノ・ソナタ第3番のように、形式の上ではむしろ単純でさえあるものの中に、同時代のもの、古い過去のもの、イタリアのもの、ドイツのものなど、様々な国、時代の要素が織り込まれている。そして、それらは分かりやすい形ではあらわれることなく、その作品の中に散りばめられ、さり気ない、しかし確かな対比を生み出し、ショパンの音楽を豊かなものにしている。ショパンの音楽とは、密やかな対比の音楽であり、それらが鮮やかなコントラストを成しつつ、それを声高には主張することのないその態度にこそ、ショパンのピアノ語法の本質はあるのである。


という結論に達しました。

(結論の一番最後の部分の抜粋です)


ショパンは、ピアノ曲だけにその才能を注いだ作曲家だったけれど、

幼少期にはバッハの作品に親しみ、また、オペラをこよなく愛していました。

それらはショパンのピアノ曲の中にも浸透しています。


作曲家の生涯やその時代背景を知ることは大事だと、よく言われますが、

そういった要素は作品の中のどこかしらに反映されています。

作曲家が歩んだ人生を知ることは、演奏のヒントになることがあるかもれません。


修士論文を差し上げた生徒さんから、

今まで知らなかったことを知って、また違う視点でショパンを勉強してみたくなった。

というメールをいただきました。


まだまだ研究する余地を残した未熟な論文ではありますが、

生徒さんにとって新しいヒントになることがあれば、嬉しいです。


もし、論文読んでみたい方がいらっしゃいましたら、こっそり差し上げますね笑顔

心の栄養

先日、お世話になっている先生の演奏会へ行ってきました音譜


ショパン、シューマン生誕200周年にちなんで、

彼らの作品を中心に取り入れた演奏会でした。


先生の演奏は、一つ一つの音に言葉や感情、表情を感じますドキドキ

ちょっとした間の取り方、音色の選び方、歌いまわし、色彩感、、、

すみずみまで研究し尽くされ、神経が行き届いていて、

とても勉強になりました。


そして、発表会で生徒さんの演奏を聴いた時にも感じたことですが、

純粋にピアノを弾く喜びにあふれている演奏は、

こんなにも聴く人を幸せにするんだなぁ、と改めて感じました。


そんな先生の演奏に、たくさん勇気をいただき、

私ももっとがんばろう、と心に誓った夜でした。


今年は、ハーフリサイタルのプログラムを作ってみようと思います音譜

音楽は、一生勉強ですね笑顔


私も先生みたいに、生徒さんにとって憧れの存在になれるように、

努力していきたいと思います。