アートな一日
先日、ずっと行きたかった、国立新美術館のルノワールを見に行ってきました
フランス印象派の絵は、ドビュッシー、ラヴェルの音楽と通じる所があるせいか、
絵を見ながら、ドビュッシーの前奏曲集が頭の中で流れていました。
心なしか、ルノワールとドビュッシーって、顔も似てる気が・・・気のせい?(笑)
ルノワールの絵は、色使いがやわらかくて好きです。
でも、緑の葉の部分に紫色、空の部分に赤を使うなど、
近くでよく見ると、あり得ないような色を使っているんですね!
それも遠くから見ると、すごく自然に見えるのが不思議でした。
そういうのが天才の成せる技なんでしょうね・・・
また、ルノワールというと、「ピアノを弾く娘たち」のイメージが強く、
輪郭がぼんやりした、温かな色合いの画家という印象を持っていましたが、
まるで写真のようなハッキリしたタッチの絵や、リトグラフや彫刻などもあり、
すごくたくさんの引き出しを持っている人だったんだなぁ!と驚きました。
そんな意外性もあり、楽しい絵画展でした
そして、東京ミッドタウンのカフェで一休み
次に、一緒に行った友人の勧めで六本木ヒルズの森美術館へ。
まさかの美術館ハシゴです(笑)
「六本木クロッシング 2010展:芸術は可能か―明日に挑む日本のアート」
という企画展を見ました。
現代美術はほとんど見ることがないのですが、とても新鮮で面白かったです。
現代音楽もそうですが、現代美術も、自由で斬新な発想の連続ですね。
ある種の心の枠組みを取っ払ったような、開放感が楽しめました。
ルノワールと現代美術・・・19世紀から21世紀への時代の流れを感じつつ、
フランス音楽を聴いて、超前衛的な現代音楽を聴いたような気分の一日でした
演奏動画♪
ちょっと恥ずかしいですが、
プロフィールのところに演奏動画をアップしてみました
ピアノ講師としては、何よりの自己紹介です
大学院入試の後の演奏会での演奏です。
プロコフィエフのソナタ第1番。
ショパンを弾くことが多い私ですが、こういう男性的な曲も好きです。
プロコ独特の不思議な響きと、ハッキリしたコントラストを成しつつ、
後期ロマン派のような美しいメロディーを持った曲です。
入試の緊張から解き放たれて、ただただ伸びやかに弾いた記憶がありますが、
本番のただ一度の演奏だけに、残念なところもあるし、
今となっては、もっとこう弾きたかった!!!と思うところもあります
でも、だからこそ、音楽は楽しいのかな。
同じ曲でも、年月を置いてもう一度弾くと、またちがった見方ができたり。
今の演奏と、10年後の演奏は、絶対にちがうと思います。
だからこそ、今の気持ち、今の考えで弾くことが大事。
今しか出来ない演奏を、いつも大事にしたいですね
というわけで、色々と思うところはありますが、
思い切ってアップしてみました。
よかったら、聴いてみてくださいね