カウンセラー菊井です
結婚生活に対する憧れ、結婚前はすごく大きく抱いていたものですよね。逆に、結婚生活には夢や期待はしていなかった、と言う人もあるかもしれません。
それでも、多くの女性(だけではなく男性も)結婚生活・家庭生活に、夢や希望、期待をもって「こうありたい」と思い描く家庭像があるものです。
しかし、それはいつしか打ち砕かれ・・・現実とは、なんと厳しいものかということを知らされます。
そんな中でも、描いた夫婦関係を築けているひとから、とてもじゃないけど、生活共同体でしかありません、という人まで様々な家庭があるものです。
そりゃあ、気持ちもいつも寄り添っていて、仲良い夫婦で、お互いを思いやり、となればいいですが、そうでもない現実もあります。
夫婦の再構築、修復を目指すとなると ついつい理想を追い求めてしまいます。もちろん理想に近づく努力や、理想をもつことはとても大切です。でも、理想に届かないとダメかというとそうでもないんじゃないですか?と言いたい気持ちもあります。
多くの夫婦が、いろんな問題を抱えながらも日常を送っている。その日常を過ごしながら、いい時や悪い時、まんざらでもないな、と感じる時から本当に悔しくて腹立たしい時、などいろんな場面があるはずなのです。そのいろんな場面を通して、これが私の向き合う夫婦なのだ、と思えること、これが大事なのかな〜と思うのです。
こんな部分が足りない、じゃあこの足りなさをどう補うのか、そこが大事なのではないでしょうか。理想を追い求めている時って、自分が変わろうとするのじゃなく、相手に変化ばかりを求めてしまいがち、あの人がこんなだからちっとも良くならない、もっとこうしてくれたら良い家庭になるのに・・と思えてしまう。(これはすご〜〜〜〜くわかる感情ですが・・)
家族によって、その形態は様々です。いつも何でも一緒に行動していく家族から、それぞれ自由気ままにしていてなんとなくバラバラな感じだけど、いざという時にはひとつになれる、個人の集合体みたいだけど、儀礼的なところはちゃんと家族している、夫婦にもいえること、離れているけどなんとなくそれなりに夫婦しています、というひとから、お互いがなくてはならない存在です、と言い合える夫婦まで様々です。いい夫婦の形がひとつのモデルパターンを伝えてしまうと、そうじゃない私の夫婦はダメなのか、私の家族はダメなのかと思いがちです。
家族の数だけ、夫婦の数だけ、そのいい形はあるものです。
そして完璧な家族なんてもしかしたらないのかもしれません。どこかに何らかの機能不全を伴いながらも、どう補っていくか、なのでしょう。
結婚生活って、ゴールではなくスタートだと言われます。それは結婚してから 切に感じることでしょう。そして不思議なことに、結婚相手って あなたにとって足りない物を教えてくれる相手だったりするのです。だから、全く逆の人間性をもった人が配偶者であったりすることが多いのではないかと思えます。
信じられない、ありえない、ということが配偶者に対して感じることが多いもの、あなたにとってはありえないんだけど、そのありあえないことがあるんだよ、と教えられているようなもの、結婚生活を通して、人生の課題を与えられているようなものかもと思えます。一生かけてこの課題をどう克服していくのか、が結婚生活なのかな、と人生の折り返しを過ぎて感じるこの頃です。
そして、人生を終えるときに これが私の人生なんだなと言えるといいのかな、なんて思うのでした。
人生も、つぎはぎしながら作っていく、そんなふうに思えます。戻ってやり直すことは難しいけど、ここからどう生きていくのか、そのためにはどこを目標にすればいいのか・・・
ある意味、最大公約数的なところが目標であってもいいのかなとも思えます。これは、50代に入った人だから言えることかもしれませんね。
今日の記事は若い人が読む記事ではなかったかもしれません。(夢がなくなりますもんね)でも、私が母として娘に言うのであれば、いい時も悪い時もある、その悪い時をどうやりすごすか、乗り越えるのか、それが人生なのかもね、なんて言うかもしれません。そして、いい時をなるべく多く過ごせるといいね、とでも添えるでしょうか・・・・
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