カウンセラー菊井です
梅雨はいったいいつあけるのでしょう。ジメジメの毎日から早く解放されたい気持ちと、そうなると今度は暑さに疲労することへの恐怖な気持ち（大袈裟 笑）とが相まってます。どちらにしても、このジメジメ感がどうも気持ちをネガティブな方向に持っていくのでしょうか・・・
「私」の中に、お天気同様すっきりしない問題がある時も同じようなものでしょうね。気持ちがどうにも晴れない、何をしても次々とネガティブなことを考えてしまう。無理に考えないようにしようとしても考えてしまう。それは無理もないことです。人は否定すればするほど、そのことを強く意識してしまうものなのです。
これは見ちゃダメと言われると見たくなる、やってはダメと言われるとやりたくなる、そん心理です。ただ人は意識が働くからダメと言われることはやらないですが、心の中のこと、頭の中のことになると、その制御が効かないもの・・・・考えるなと言われると考えてしまう。気にしないでおこうと思えば思うほど気にしてしまう。
嫌なこと、考えてしまうとき・・・「わたし、また考えてるよね」と自分に言ってあげることの積み重ねで抱えている問題から離れていける、そんな一面もあるものです。
前置きトークが長くなりました。。。
今日の本題・・・『不倫の代償の贈り物』
夫の不倫が発覚した、その制裁や戒めのような形で夫からの贈り物がある場合もあります。（妻が好きに買い物することもあるかな）車の乗り換え、ちょっと高級な身に付けるもの、おうちのリフォームや温泉旅行や海外旅行など、何かお金を使って制裁をかけているように一見見えます。そして夫はそれで精算されたように感じているかもしれません。妻の気持ちをおさめるため、なだめるための贈り物のように思われていたら大間違いです。
妻は、そのものが欲しいから、夫をこらしめてやろう、とかそんな気持ちだけで贈り物を強ようしたりしているわけではありません。（懲らしめの気持ちがない、とは言い切れませんが・・）
その物を通して、変わろうとした自分、変えていこうとした夫婦関係、もう許そうと決めた自分、いろんな思いを形に変えて自分に意識付けるとでもいいましょうか・・・
何かを通して気持ちを具現化しているようなものなのです。
もちろん、嫌な感情だって同じように出てくるけど、それでも身に付けるものを見た時、たとえば指輪やネックレス時計など目にしたときに「変わろうとした私」を再確認します。そして、その時の気持ちを改めて思い直す、思い返す、そして前を向く、これからの前を向いて生きるためのひとつの手段でもあるのです。
夫には、そんな妻の気持ちを本当にわかってほしいと願います。変わろうとすることは簡単ではありません。嫌なことを飲み込んで、大きな気持ちで夫のことを受け止めようとしている妻がそこにいるのです。
もちろん綺麗事だけじゃない部分の妻も存在するでしょう。生活のために、子供のために自分の怒りを収めたということ。
夫がしでかした不倫という問題によって訪れた夫婦の危機を、妻の大きな気持ちで乗り越える、そこには妻が夫の気持ちに気付くことや夫の抱えていた辛さを理解するという面も存在する場合もありますが、それでも妻が大きく心を開いて現実を受け止めて、これからを見据えたからという何ものにも変えがたい心の葛藤のもとにある修復なのではないでしょうか。
変わろうとした自分を忘れたくない、許さないけどこれからも夫婦としてやっていこうと決めた自分、いろんな思いを自分の中に刻み込むための品物なのではと思えるのです。
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ある精神科のドクターが若干引きこもっている青年期女性にある時言いました。「自分の身につけている物を何か新しくしてみよう、財布にしようか」と・・そして「今度受診する時には新しい財布もってきてね」と・・そして彼女は言われた通りに、新しい財布を買うという行動をしました、そのことがきっかけで少し外の世界に出ることができたという実話があります。
ドクターはいきなり買い物をしなさいと言われたわけではなく、経過によって必要と判断したタイミングでの提案だったわけですが、こんな風に気持ちや行動を変える力が新しい物には宿っているように感じます。
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お金・・・それだけでは、無機質な物ですが、そのお金やお金を通した物には、意味付けや気持ちを込めることは出来ると思うのです。お金で気持ちは買えない（変えられない）けど、お金に気持ちを込めること、は出来るでしょう。お金で気持ちが変わる世界もあるのでしょうが・・・
妻が、不倫の代償で何か物を手に入れたとしても それでスッキリではないし、そこには妻の決意や決心のような大きな気持ちがあるのだと思うのです。
琵琶湖畔にある、＃湖岸のベンチ ＃あのベンチ です。
ずっと聞いていたけど行ったことがなくて、昨日はふと立ち寄ってみました。Instagramでは素敵な写真がたくさん投稿されています。私の「撮り活」はもっぱらスマホだけですが・・
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